半年に一度お会いする大師匠がよく使われる言葉です。
「体のことは体に任せる」と。
病気や怪我で不具合を起こしている時って、本当に苦しかったり痛かったりつらかったり、そうすると「つらいつらい」と、どうしてもそこの苦しみに心集中しちゃいますよね。
これはね〜本当にしんどいから仕方ないと思います。
でも、そうやっていつも「痛い、苦しい、辛い」やってると、その病態にエネルギーを注ぎ込んでいることになっちゃうのですよね〜、いやーっ困る〜っ!!
心身は一如だけど、だからこそ心と体を切り離すことは必要。
そんな時どうやって心と体を離すか。
ただ、傍観するのです。
ああ、いまこんな風な症状が出てるな、と、ただありのままを傍観する。
肉体にも臓器にも細胞にも智慧があって、一番いい状態を目指して調整しようとしているので、その自然に戻っていく再生力を信じ、自己免疫を高めて再生力をサポートしてあげるんです。
今その病態は、必死に戦ってくれている証。
体の毒をソコが代表して出そうとしてくれているのかも。
なので大事なのは、病気と対立しないこと。
病気と対立しないって楽でっせ。
ありのまま、そこが調子の悪い自分、というだけを眺める。
眺めるまでもなく、当たり前に忘れられるのが最も楽。
だけどそれもできない場合は、調子のいい時の状態を常に思い浮かべましょう。
時には慢性化してしまい、調子のいい時のことを思い返せない人もいるかもしれません。
それだったら、若かった時の、子供の時の、発症前の自分のアルバムを眺めてみてはいかが?
その頃のこと、よみがえるでしょう〜。
ちなみに、自然治癒力を高めるには、瞑想や気功などで心を静かに保つ時間を増やすと良いそうです。
心が穏やかな時、生き物の免疫力は高まります。
瞑想で深い気づきが起きた時、ホントウノジブンに立ち還れて、自然治癒力はさらに高まります、そうです。
受け売りだよ、みんなにはタダで教えちゃうよ。
ラクダやキリンのまつ毛が長いのにも訳があるし、カバが水中で鼻を閉じたり開いたりできるのにも理由があるように、その生き物が生きやすいように、体というのは自然に変化をしていくものですよね。
これが体の智慧です。
空気が汚い土地で暮らしている人は鼻毛が伸びるのが早いんですよね、まさにそれです。
人間が意識して「鼻毛よ伸びてくれ!」って願わなくても、勝手に体が防御のために鼻毛を伸ばしてくれるじゃありませんの。
お猫ちゃんもそう。
お外暮らしの猫ちゃんは、短毛種でもものすごく厚いコートを着ています。
それが、たった一年お家で暮らしただけで、もう次の年の冬はシングルコートになっているの。
ネちゃんもそうでした。
もっこもこの大モコモコ。首にもエリザベスカラーかよ!ってくらい毛がモコモコに輪を作ってました。どすこい。
それが一年目のねちゃんの冬毛。
翌年のねちゃんは、もう普通の家猫レベルの冬毛もじゃになっていました。さすが!
特に自然界により近い存在である動物たちは、そういう体の智慧が人間以上に発達しているので、ちょっとやそっとのことは、動物たちの体に任せましょう。
必要以上に案じると、その病態にエネルギーを注ぎ込むことになっちゃいますからね。お気をつけポイントでございます。