ヒーリングをさせていただいていると、動物さんたちがパートナーの人間さんにとても深いメッセージや貴重なアドバイスとなることを伝えてきてくれることがあります。
にぼしくんもそんなお一人です。
にぼしくんは、Sママさんの息子さんの大学で事務の方々に面倒を見られていましたが、息子さんに家活アピールをして見事おうちの子となりました。
にぼしくんのお家にはすでにラッキーくんという格好いい柴犬くんがお住いでした。
その後チビたんという可愛い弟分もでき、その家族模様も興味深いのですが、今回は彼らとの関係性の部分でなく、にぼしくんのお身体の面に焦点を絞ってご紹介させていただきます。
にぼしくんはSママ家での初めての猫さんです。
年齢は不詳ですが既におじいちゃんと思われ、去勢済みで人馴れもしていたので、どうやら元飼い猫さんのようです。
最近のアレルギー検査では、食べられるものが非常に限られてしまうこともわかりました。
にぼしくんにまずご挨拶。
ママに頼まれてきましたというと「知ってます」と。
どうもにぼしくんはママのために来てくれたみたいなんです。
これははっきり言葉で語られた訳ではないのですが、 流れ込んで来ました。
親「まず体調はどうかをママが聞いて欲しいんですって。 いろんなお話ができそうですか?」
いろいろ言いたいことあるんでしょう(ききたいことあるんでしょう)?
「アレルギーがいっぱいあるんだって?」ときくと、小さい時から繊細で、弱く生まれた感じがあると伝わってきました。
でも立派ですよ、 この年までしっかり生きていらっしゃいますもの!
しかもとってもハンサム!!
お外暮らしの時はおうちに入りたかったそうです。
お兄ちゃんにスリスリアピールした時、にぼし君が「会いたかった〜」 って言ってるのが聞こえたよって言ったら、お兄ちゃんにそうやって言ってたそうです。
でも、どうやら連れてってもらえそうな人みんなに言っていた可能性ありなのでした( 生きる知恵です)。
Sさんのお宅へ来てからは毎日が心穏やか。
我が家、住処と思っています。
迎え入れてくれたSさんご家族への感謝は当然していますが、このお家にたどり着くまで、 たどり着けるように自身も頑張ったというか、 このお家がもとから自分のためのお家のような気がしていて、ここで暮らしていることは当たり前って感覚もあって、
あーなんでもっと早く来なかったんだろう!
このうちに満足しているよ。
体調はそれなりにいろいろとありましたが、ただにぼしくん本人としては、何もいうことはないそうです。
アレルギー対策のステロイドの影響なども、
特にそれについて何か思っていない。いいも悪いもない。全て受け入れてる。あれがどうこれがどうってない。
今のありのままを全て受け入れているのでした。
にぼしくんは実は性格的には一人っ子向きなようで、同じく一人っ子向きのラッキーくんともいろいろ勃発したのですが(と言ってもラッキーくんの一人相撲っぽいところがあるようで笑)、そのお二人の話はまた別の回に譲ります。
ママに伝えてよ。すこぶる満足してるよ。
親「お口痛いとかない?」
言って何になるの?僕は強いって証明して見せたでしょ。(ほんとだね。)僕の強さを信じて。
病を抱えて生きることは恥ずべきことではない。
親「人間はなんとか治りたいなと思って、必死にはなるよね。」
受け入れてしまえばいいんだよ。
僕が言いたいのはそれだけ。
ママやご家族へ
ありがとう。これからもこうして気持ちよくいさせてね。元気でいてくれないと困るぜ〜。
後から伺うと、にぼしくんはおばあちゃん子だそうです。
後日また再会した時のにぼしくんはご機嫌さんでした。
いろいろな機能もシニア相応な感じはありました。
最近見受けられる毛割れについては、 人間も年取ったら髪の毛にいろいろ問題が出るのと同じだそう。
ただ、時々胸の毛を自分でむしりとってしまう癖がありましたので、そのことについてお聞きすると、にぼしくんは自分の体質のことで何くれとなく面倒をみていただいているSさん家にご恩を感じているので、 自分の体調でご迷惑おかけしないように、あまりそのことについては話したくないようでした。
(ストレスに感じることも)そりゃ、あるよ。
でもお外にいる時からむしりはやっていたようです。痒いは痒い、とも言ってました。
ただ、あまり言ったら悪いからか、黙って横を向いていました。
今世だけのことか、もっと昔からかはわからないのですが、にぼしくんはどこかで
「自分が悪い」と感じているようでした。
例えば「自分が悪いから捨てられた」とか、「 自分に病気があるのは自分が悪いから」とか、そういう思考に近いです(涙)
そしてそんなことも体にアレルギーが出てしまう一因になっているようでした。
自分の体に起こること、境遇的に起こることはありのまま受け入れているにぼしくんですら、無意識の部分、潜在意識の部分で、どこかしら自分を責めてしまう面が、いろいろなものを受け入れられずアレルギーとして強く反応してしまうようでした(もちろんそれが全てではありません。体質的なことも大いにあります)。
そして自身の胸をむしることについても、実は身の置き所のない感じがまだ残っていてのことでした。
どこかでその想いが蘇ってしまうのです。
家族の中でまだ邪魔者じゃないかと感じる時がある。
どこかにまだそんな想いが、無意識の根底にあるのでした。
何かヘマをしたらまた出されるのではないか、 という思いがどこかにまだあって、 それは心の思い癖となっているようです。
この家はそんなことないとわかっているけど、 ふと思えてしまうことがあるようです。
にぼしくんの体の状態も含めて、にぼしくん自身のせいでは一切ないことを繰り返し伝えていただくようお願いしました。
親方からも、「大丈夫、 このお家はそんなお家ではないよね」ってこともお伝えしましたが、 彼が一生この家にいていいことを、 折に触れ繰り返し心から心へ伝えていただくこともお願いしました。
親「いいのよ、猫はありのまま、そのままが美しいよ!」というと、にぼしくんは黙って聴いてくれていました。
ラッキーにはママ、僕にはおばあちゃん!
大好きなおばあちゃんに対しては、悠々と横たわって体を舐めながら、友達のような口調で言いました。
僕たち、気が合うよね。
おばあちゃんがにぼしくんが感謝していたことをとても喜ばれていたのは、すごく嬉しいそうです。
もちろん日頃からにぼしくんは見ていてわかっていますし、皆さんのお気持ちも伝わっているのですけど、
改めて言われるとすごく嬉しい。
家族内でも言葉で想いを伝え合うって、やはりとても大事なことですね。
にぼしくんは苦労したからこそ、愛情を互いに交わせる方達がいること、そして その想いが通じ合えていることがとてつもなく嬉しく、とても幸せなことだって言ってました。
そしてママのこと。
ママはすごく愛情深い人なんだよ。外に向けてすごく愛を発信していて、自分を押し殺しちゃう時もあるように見える。
にぼしくんは、いいも悪いもなく、ただそう観察しているそうです。
僕たちをケアしてくれるくらい、そのくらい自分のことも愛してね! そのくらい愛に値する人だよ。
そのあと、「なんか格好いいこと言っちゃった」って照れてました。
ママと僕がちょっと似てる感じなの。お互い楽になったら症状も緩和されるよね。僕も頑張りすぎて殻を作っちゃったかも。そうすると受け入れられる範囲が狭くなるんだ。この家でリラックスできていることが、一番の薬!
ありがとうございますって言っといて。
にぼしくんは頑張っていたので、鎧を着ていたそうです。
ママも着ている時があるのかも、そんなニュアンスでした。
それから、病気のことについて、
心配すると、そのエネルギーが病気を押し込めるんだ。
にぼしくんは、心配のエネルギーが彼の体をすっぽり覆って、毒素が出て行かず体に止まるイメージを見せてくれました。
ウエットスーツみたいな感じ、心配のエネルギーがピタって体を覆ってしまうのです。
出さないといけないから、発散させて。
笑いながら気にしないくらいの感じで、淡々とケアをし、「出す」ってことが大事だと教えてくれました。
親方が光のシャワーで皮膚全体も洗い流すようにしていたら、「アレルギーは中から来ているからね」って、はい、もちろん中にも光をお届けしております。
そして、
「あとは、その症状を受け入れること大事、拒否しない」とも言っていました。
動物たちはいつもこんな風に悟っていますね〜。
にぼしくん自身は、とても暖かいホワンとした愛で感謝をしているのでした。
彼の願いは、
このお家の穏やかで幸せな暮らしが毎日ずっと続くこと。僕はこれからも体のことで迷惑をかけるかもしれません、よろしくお願いします。
このお家を選び選ばれたにぼしくん。
こうして心配してもらえている(愛情をかけてもらえている)ことも、心から幸せに思っています。
長くなってすみませんが、もう一つおまけのエピソート。
にぼしくんは後日怪我をしてしまった時も、非常に達観したアドバイスをくれました。
どんな時もありのままの自分を出せるって大事だよね。
親「でも人間は生活している範囲が広くて複雑なので、時に社会的な顔とか立場もあって面倒なとこがあるんだよね〜」
ふーん、窮屈だね、自分で窮屈にしているね。
そして、事故や怪我なども含めた突発的な出来事が起きても、
それらも全て日常の中の一つとして淡々と受け入れて生きたらいいんだよ。
人間はすぐちょっとしたことでうろたえたり右往左往しますが、この自然体の心構えで生きることはお手本としたいのであります!
ありがとう、にぼしくん。
ちなみに、今年はいつもの時期に出るアレルギーが出ていないみたいですよ♬
よかったねにぼしくん!
ヒーリングに際しては、必要と思われるケアについての情報などもお知らせさせていただいておりま〜す。