この世に生まれ落ちた瞬間から、人は死に向かって歩いているわけで。
愛する人や動物とのこの世的な別れは、誰の上にも平等に必ず訪れるわけで。
だけどやはり若かったり元気だったりする間は、明日が普通に訪れると当たり前のように思って暮らしていたりもする。
でもそれは、決して当たり前ではないし、ある日突然明日が来ないこともある。
自分にも、周りの大事な誰かにも。
病気や死別って一番手っ取り早く魂が成長するというけど、確かに全くその通りなんだけど、でもそういう艱難辛苦はやっぱりできれば訪れないでほしいと思っちゃうのが人の常。
思っちゃってもある日突然やってきたりもする。
ある日突然世界が変わっちゃったりもする。
そして気づくんだよね、今までがいかにありがたかったかって。
だからこそ、今日を大切に。
平凡な日常の幸せ。
平穏の幸せ。
平和の幸せ。
あることが難しいから有難いって書くことを、時々は思い出してみたりして。
全てが奇跡だと思いながら生きるのは難しくても、時々はそう思ってみたりして。