キーちゃんは、一旦ラヴラヴスイッチに切り替わった後のシャー子復活だったため、その頃の2週間は長めに感じられたんですけど、ねちゃんみたいに最初からスーパー慎重さんな子が来てくれると、キーちゃんの2週間なんて一瞬、塩一粒ほどでもありませんわね(ねちゃんは会ってから今まででシャーをしたのは一回きりです。恐怖の時はシャーも出なくて固まって震えながら小さく唸りました、そのくらい怖いの😭)。
ねちゃんは長生きだから何事ものんびり。
ねちゃんはねちゃんのペースで💕
6年目の今でももちろん逃げてますよ〜😹
で、その頃のキーちゃんはというと、ご飯を食べている間だけは撫でさせてくれました。
でもそれ以外は、まだ撫でられませんでした。
(もちろんおんも時代はもみくちゃに撫でられていたんですよ。時を戻されちゃんたんですね。)
そんなある日、食卓から親方に向かって何者かが、、、いや、これは昔よく目にしたことのある動きなんだけれどど、でもその何者かが、ハイジャンプの弧を描いて見事にダイブしてきました!
はい、キターーーー!!!
そうです、キーちゃんは想定外にビビリシャーさんになっちゃったので、シャンプーどころかお風呂どころか、ましてやお医者さんに連れていくどころではなくなっていたんです(ご飯中にふきふきできたくらい)。
そしてキーちゃんは綺麗な子だったし、痒がってもいなかったので、ノミはいないものとしていました(笑)
まだまだシャー子のキーちゃんのノミを退治するには、唯一撫でられるお食事タイムを狙うしかありません。
こうして、ご飯を食べている間のノミ退治が始まりました。
昭和の猫飼いたるもの、ノミごときにひるむ訳には参りませぬわ。
ご飯中にノミ取り櫛をかけるんです。
そこで収穫されたジャンパーには・・・おとーふのパックにお水を入れて、ちょこっと中性洗剤を入れたお風呂にお入りいただく・・・とネットで見まして。
ひー怖い、あんじょう成仏しておくんなさい😭
ノミ取り櫛は目が細かくて、毛をすくとそこにノミが掬われて?取れる仕組みですけど、そしてこれがまた見事に取れるだけに、ひー怖い(昔は全然怖くなかったのになぁ)。
それだけでなくノミのタマゴ退治もしないといけませんから、マメに掃除機です。キーちゃんが怖がろうと、掃除優先であります!
(ちなみにノミ取りぐしは顎ニキビをスクのにもいいですね💡)
スポット薬をつけるにはまだキーちゃんは小さかったので、当時は使用せず。
のちにもうちょっと大きくなってから量を減らして使用しましたが、その日キーちゃんは初めて戻し、 一日ぐったりしてました😭
本当にあの薬はきついわ😭
「相当きついから、完全室内の子は使う必要ないよ〜」(←駆虫済の場合です)と良心的な主治医が後に言ってくれるのですが、まだこの時はお医者知らずのキーちゃんです。
そんな戦いの渦中に・・・!!
我が家に来てから2週間ばかし経ってからでしたかねえ。
この頃にはもう夜はこうしてアマアマで寝ていたきーちゃん。
もーいーかい?
きゃーーーー!!
とかなんとか言っているキーちゃんのこの幸せそうなおちり!いや、お顔!
なでこなでこ😊
なでこなでこ😊
あーもう最高に幸せでした。
そして当然のことながら、翌朝も「おはようシャー」のお言葉をありがたく頂戴いたしたのでした(笑)
そんなキーちゃん、なでこなでこができるようになっても、抱っこは「まだ早ーい」って、自慢の脚力で肉をえぐるほど親方を蹴り飛ばしたので、去勢まではもういいやって、抱っこも病院とも無縁の暮らしをしておりました。
この時の傷が今も手のひらに残っております(老眼でよく見えなくなってきましたけど)。
ハイジャンパーチームは撲滅し終わっていたある日のこと、おやおや、キーちゃんの可愛いモフ尻に何かついているのを発見いたしました。
んんん?
なんだかお米みたいですね。お米じゃなければ、発泡スチロールのカスみたいです(と思いたい)。
んんん?
気のせいかしら〜、親方の目の錯覚と思いたい〜、けれどもなんだかお米がちょっと動くみたいなんですよ。
ゾゾ、ゾゾ。
「これお前さん、ちょいとおチリをお見せくだされ」
「あれぇ、ご無体な〜」
キーちゃんがちょちょっと逃げた後、再び見たお尻にお米はついていませんでした。
お米をっ、お米を回収しなければっ!
探してもどこにもありません😭
掃除機をかけてごまかしながらも、、、お米よ、いずこ〜。
ちょっとこれに似ている↓
http://woodbook.xyz/archives/2993/
ともかくそのお米は・・・
ま、間違いない・・・
瓜実条虫の片節に間違いない(^◇^;)
主人(あるじ)でなく💩を病院に持って行くと、はい、おまけに回虫もいてました!
この時はまだ後の主治医となる先生ではない病院です(主治医は後にキーちゃんのために移転して来てくれるのです😁)。
飲み薬のドロンタールを処方されました。
このドロンタールがとてつもなくでっこい。まるでボタン電池のよう。
こんなお薬、どうやって飲んでいただけますというの?
看護師さんは「ご飯の上に砕いて混ぜちゃっていいです」とか、待合の親切なおばさまは「エイって口の中のほっぺの裏側に貼り付けるといいわよ」とかご指導くださいますが、ほっぺ貼り付けの術は現時点では無理と思われ、ご飯に砕いて混ぜることにするのですが・・・
もちろん薬を盛られたご飯なんぞ、猫様が召し上がってくださるはずもなし。
あれこれ試して、100%成功するスーパー投薬術にたどり着いたのでした。
でも、このドロンタール、お医者さんは飲んでる間に生まれ続ける卵との戦いで、一生飲み続けるって言ったんですけど、理屈はわかるんですけど、でもそこに疑問を感じた親方調べでは、一生ドロンタールを処方するお医者さんはあまりいなそうってことで、しばらく続けた後にやめました。
その後はお米とその仲間たちを見ることはなく、ちゃんと落ちたみたいです。
やれめでたやな、めでたやな。
そうだよね、昔の猫様なんてwith(昆)虫で人と一緒に寝てたもんね。
ちなみにねちゃんはというと、おうちに入る前にシャンプーも駆虫も去勢も済ませて、ピカピカの湯上りの若旦那としてご入城いただきました。
一度下書きに戻しちゃったので、ブコメくださった方すみません、拝読しております。