お正月も一緒に迎えられたことは、12月のしんどさからすると奇跡でしたけど、S専門医に術後の経緯をご報告した時、
「キビちゃんはすごい生命力です。
良性なので転移することはないので、大きくなったらできるだけ取ればいいということになります。
Y先生に頑張っていただいているので、キビちゃんはまだまだ奇跡の回復の可能性があるかもしれません!」
とお返事いただきました。
なんと嬉しかったことでしょう。どんなに心強かったでしょう。
そして親方はそう信じました。
周りも、このままついにポリープが収束してくれるんじゃないかって期待してくれました。
そうして寒い新年の一日一日を乗り越えていきました。
親方は、もしまたポリープがぱんぱんになっても、もうこの処置もしないって決めてました。
あまりにも大変だったので、もうこんな思いはさせられないって思いました。
でもその処置をしなければどうなるのかは想像も及ばなかったので、とにかくもう本当にポリープさんよ、頼むから充満しないでおくれと願うしかありませんでした。
処置後のキーちゃんは、寝てばかりいるようになりました。
といっても、ネオ位かな(笑)
もともとキーちゃんはあまり寝ない子だったので、そんなキーちゃんが寝ているのはしんどいんだなって分かりました。
「どう?」って周りから訊かれると、「おじいちゃんみたいです」って言ってたくらいです。
引き抜き術以降は、目からも血がでるようになりました。
眉間近くのポリープを抜いたせいだと思います。
鼻血も目血も涙も鼻水も、なんでもござれです。
何しろ寒いしね。お留守番も心配です。
あ、そうそう、キーちゃんが来てからの冬は2回まではエアコンでしたが、3回目の冬はお鼻の乾燥を防ぐため灯油のヒーターにしたので、キーちゃんは闘病生活になった冬に初めて灯油ヒーターを体験したのですが、体に直接温風が当たるヒーターはすぐさま気に入ったので、こんなことなら子猫の時からヒーターにしてあげればよかったな〜と今でも悔やまれます。
そして1月も半ばを過ぎると、こんな感じ。
ビデオを切り取っているのでボケててすみません。
さすがキーちゃん。
天気の良い日は相変わらずお外に出てひなたぼっこもしました。
親方のうちは海が近いので、冬はいろいろな鳥が見られるのですが、その年は何故か特に鵜が異常に多くて、早朝にものすごい数の鵜が空をしばらく旋回するようになり、毎朝二人でそれを窓辺から眺めるのが日課となりました。