親方はキーちゃんのご飯に手作り食も加えようと思い、参考書に買ったのがこちら↓
https://www.amazon.co.jp/かんたん-手づくり猫ごはん-須崎-恭彦/dp/481634988X
手作り食にしたら腎臓病が良くなったとか、目のトラブルが減ったとか、体験談も出ていますが(もちろんあくまでも個人の体験です)、何よりこの本のいいところは「頑張らなくていい」ってとこです。
面倒臭がりの親方にぴったりんこです。
食べていいもの、悪いものもざっと書いてあるし、そんなに気にしなくても大丈夫なことや、気をつけた方がいいことも参考になります。
結石の出来たチョさんのために、シスにも勧めました。
ただ、完全手作りにするのって、栄養バランスの計算一つとってみても、ニンゲンに相当負担になるでしょうし、何より猫さんの嗜好があるので、「食べませーん!!」て壁にも派手にぶち当たるかと(笑)
書籍の中にも手作り食への慣らし方は書いてありますし、体験談のところにも「いかに慣らしていったか」も出ていますので、気になられる方は覗いて見てください。
ま、猫さんなのでそのままでは食べない時は、好きな缶詰に少量を刻んで混ぜる作戦もありかと。
特に香料の強い銀のスプーンなぞは、ごまかしアイテムにもってこい(うちだけ?)。
それでも「んにゃ?にゃにか混ざってるんすけどー」って不審がる子もいると思うので、そういう時はほんのほんの少しでね。
どうでもいいけど、銀のスプーンのシリーズって、チッコにまで香料においますよね。人工的で決していいニオイとは思えにゃいけど、猫様には魅惑の香りなんかな。
親方は、何事もいい加減ですので(良き加減という意味です、おほ)、ちゃんとした手作り食なんてハナから考えてはいなかったのですが、お野菜を刻んでお肉を刻んで、お刺身を乗せて熱々汁をかけて半ナマ風にするとか、ささみをフードプロセッサーにかけるとか、試した時期もありました。
食べんわ。
だいたいキーちゃんはそんなに汁だくのご飯なんか食べんのですよ。
お肉はそんなに好きじゃないし。
キーちゃんは食の好みが「猫」ですから(食の好みがうるさいっつー意味)。
何しろ、おチビさんで来たてのころ、初めてシャケをチンして出した時、「世の中にこんな美味しいものがあったんですかー」って大喜びでむさぼるようにお召し上がりになったのに、その次には、親方が「あれ?」って思う程度にしかお召し上がりくださらず、次は完全にフンフンと嗅いで終わり・・・ありがちっしょ。
猫缶も、喜んでくださるのは開けたての一回ね。ま、これは昔っからの猫あるあるなんで、そんなもんよと思いはしましたが、大好きだった牛乳も、お家に来てからすぐ飲まなくなったし(他にも美味しいものがある世界を知ってしまったのね〜)。
手作り食らしいことはさほどしないけど、テキトーにお魚やお肉をあげるってスタイルに収まりました。
(ちなみに、猫さんが猫缶を開けたてしか食べないのって、猫さんはタンパク質が重要なので、タンパク質の劣化に非常に敏感だからって説があります。)
一方ネオはね、食べるの大好きで、缶詰も3日目になっちゃっても完食してくださいます!タンパク質の劣化をそんなに気にしない猫なんですかー(缶詰は缶のまんま保管しないようにしませう)。
ネオちんは汁だくご飯も大好きなので、手作り食の真似事もモリモリ食べてくれるんで楽しいんですけど、お腹が緩む子だったもんで野菜はやめることになり(猫はビタミンCは体内で作れる)、なんだかんだいって結局、お魚やお肉をチンしたつゆだくご飯とか、お刺身はもちろんですが、お刺身にホタテ汁の熱いのをかけて半ナマにするとか、そんな感じです。手作り食でもなんでもないし(笑)
それはさておき、猫さんは人間とは体質が違うので、フードにあげていい素材なんかはわかっておくという意味からでも、この本は便利(ネット見ればなんだって出てるけど)。
要注意なのは、猫さんに必須のタウリンなどの栄養も、手作り食だけだと欠けがちになること。手作りだけにこだわる方は、サプリで補ってますね。
ネットで手作りご飯のサイトされている方もいらっしゃいますが、きっちりされてる方はスギョイなーと思います。親方には決して真似できにゃい。
もちろんうちは、必須の栄養補給の意味でも、カリカリを併用していますよ。
カリカリが悪者なわけではないお話つづく。
次でひとまずフードの話は切り上げるので、今一度おつきあいを願います。
※この本では、ハンストして数日食べなくても大丈夫(自然界では獲物にありつけない時もあるので)とか書いてありますけど、お太り気味の子が数日食べないと、肝リピドーシスになって命に関わることもあるので、気をつけてあげてくださいませ。
健康な子で本当にただの気に入らなくてのハンストの場合は、お腹空いたら食べるから、そこまでの心配はないでしょうけどね。