構造建築とか物理とか力学の世界では当たり前に使われる(らしい)「外力」と「内力」。
理系は親方の最も縁遠い世界なので、至極大雑把に申しますけど、「外力」とは外から働く力、「内力」とは内からの反作用する力、その内部で作用し合う力(らしい)。
当然ながら内力が高い構造物は外力に強いので、災害などのクライシスに強い。
人間にも同じことが言えやしませんか。
職場や学校などで、「え?このくらいのことに傷つく?」とか「このくらいのことで辞めちゃう?」って思える方がいるかもしれません。
でもその人にとっては、あなたにとっての「この程度」が、人生終わったくらいに一大事かもしれないし、絶望しちゃうくらいおおごとに感じられているのでしょう。
もしかしたらその人は「内力」が低いのかもしれません。
周りの人にひたすら褒められて真綿で包まれて、全て希望が叶って生きてきたからかもしれませんし、まだ若く経験値が低いだけかもしれないので、今後経験を積めば平気になることだけど今はまだダメなのかも。
とかなんとか、そうこうしながら、「今はまだダメ」って言いながら人生終える人かもしれませんけど。
それも全て経験で、その挫折も次なる人生で活きるのでしょうが、今「どこの誰べえ」という名前で生きている人生は後にも先にも一回こっきりなので、この「どこの誰べえ」という人生をより楽しくより幸福感高く生きるには、内力を高めることも推奨されます。
心折れるって表現ありますけど、心なんて折れるものじゃないはずダワ。
千歳飴や棒っきれでできてる訳じゃぁないんですからね。
心の弾力を高めて、いろんな艱難辛苦も弾き飛ばせるようになったらいいですね(そのうちちょっとやそっとのことは艱難辛苦とすら思わなくなるわ)。
海外ドラマ見てたら、めちゃくちゃ深刻で悲惨な過去を持つ女性に、男性が言ってました。
「自分さえ深刻にならなければ、どぉってことない。」
深いわ。
自分が深刻にならなければ、周りも気に留めない。
「何てことない」の呪文で、内力高める訓練をば🤗
動物たちは総じて内力が高い。
ただ今を生きてるから。
病気も、大騒ぎしてるのは人間だけで、彼らはただ受け容れて共に生きている。
そんな風にただ自然体に生きているだけで、周囲にものすごく愛を与えてくれる。
存在の愛は至上の愛。
彼らは内力と弾力の塊。