Love of Cats 猫たちからのギフト

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ぴんのすけくん再び! 〜その前に、ぴんのすけくん生前最後のメッセージ

以前ご紹介させていただいた、たくさんの症状を抱えて生きたぴんのすけくん。

最後はお鼻の悪性腫瘍により旅立ってからおよそ1年が経とうという頃、パートナーであるNちゃんから、そろそろぴんのすけくんのお声を聴きたいとご依頼いただきました。

ぴんのすけくんが闘病(共病)中に残してくれた名言や、Nちゃんとの絆はこちら。

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ぴんさんとはたくさんたくさんヒーリングやお話をさせていただく機会がありましたが、その中から、病気の動物たちと暮らしているご家族の参考になればと、いくつか掲載させていただいたのですが・・・改めて読み返してみましたよ。

いや〜、改めてすごいですね。改めて敬服します。

ぴんさんはホント、ぴんのすけ先生なのであります。

(記事を読んでくださった方はお分かりと思いますが、ぴんのすけくんはNちゃんのことを、Nちゃんが自分を呼んでいる通り「ママ」と呼ぶ時もあるし、「お姉ちゃん」と呼ぶ時もあり、呼び捨てにする時もあれば、親方が呼ぶ通り「Nちゃん」とする時もあって呼び名混在でわかりにくかったかもしれませんが、今回はママに統一して表します。)

 

今まで、ぴんのすけくんの旅立ちのことは書かずにおりました。

ですので、今回はまず、生前最後にお話しさせていただいた時のことから始めます。

 

彼の病気はこの頃だいぶ進行していたのですが、Nちゃんは代替療法の病院に通っていらっしゃいました。

代替療法や自然療法とはいえ、病院がするとなると結構きついことも多そうで、Nちゃんもぴんさんもそれはそれは頑張っていらっしゃいましたが、お顔の扁平上皮癌としては珍しく、お顔がきれいきれいなまま、それはもう奇跡とも言える状態でした。

Nちゃんはぴんさんの状態がだいぶしんどくなってきたので、「最後」としてヒーリングとACを申し込まれました。

 

開口一番、

朦朧として見える時も、僕全部わかってるよ、ママに伝えて。
 
どう?って聞くと
どうもこうもないね、見ての通りさ。
 
この頃は脳の中の腫瘍の影響が特に大きい様子で、疲れやすくてすぐ眠くなるとのことでした。
 
もう随分の時間が経った。
ありとあらゆることをしてもらった、というか、されてあげたよ。
とにかく、(Nちゃんが)満足いくまで。
僕は僕なりに、とても頑張ったんだよ。
頑張れたし、頑張りたかった。
「Nちゃんから感謝を毎日伝えるって」っていうと、
それはもうみんなわかってるよ。
 
Nちゃんがいない時は面倒を見てくれるお父様のことは、
どうもこうもない、家族。家族なの。

家族なんだ。

ママの家族は僕の家族。

お父様にもとても感謝されていました。
 
知ってるでしょ、僕に悲壮感はない。
 
(ただ随分しんどくて、随分頑張ったという思いがあり)うん、楽ではなかった。
 
こんなにも生きるのって大変なの?ってくらい大変な時もあったそうで、
思った以上に大変だった。
 
Nちゃんからのメッセージを伝えると、
うん、ありがとう。

 

それはね、お互い様っていうか、どっちがどっちじゃなくて、いつも二人で一緒にやってきたことだから(だからNちゃんからありがとうって言ってもらうようなことではない)。

 

(Nちゃんに)自分が全託したのも、それも自分の意思だよ。

 

ママが選ぶことをやるって決めたのも自分なので、それは二人でやったことだし、ママが今僕に全て任せるって言ってくれたことも、ありがとうなんだけど、それもまた共同作業なんだよ。

 
Nちゃんから「お世話させてもらう時間も大好きだから遠慮せずに言ってね、気は遣わないでね」ってことを伝えると、もちろんそれもわかっていて、
お世話する時間も大好きっていうか、僕のことを大好きなんだよ(笑)

 

僕の強さを見せたでしょ。

それはママの強さと同じ。

本当に命がけで、側にいた。

色々お世話してもらう形にはなったけど、そんな中で僕は甘えたり一緒にいる時間が大好きだった。

僕もこんな大変な思いをさせてしまったけど、それをママがかけがえのない時間だと思ってくれているのもわかってる。

 
そして、吐き戻している様子を見せて、
弱さは弱さじゃない。

弱さは強さだっていうのを見せたい。

体は弱かったかもしれないけど、とても強いでしょ。

物事はこういう風に捉えて。

 

強すぎて力入れすぎてポキって折れちゃうんじゃなくて、強さはしなやかさもある。

猫のように。

 
何か伝える?っていうと

何も『最後』ってことないよ。

いつでも話せるよ。

ママ、最後じゃないよ。

ぴんのすけとして生まれた人生は、肉体がもうすぐ限界が来ちゃうかもしれないし、天国が近づいてる。

でもそれは最後じゃないよ〜。

あっち帰ってからも見守ってるし、絆は永遠だよ。

ママが天国に帰ってくるのを喜んで待つし、離れている間はそれぞれ好きなことをしてたらいい。

僕にも僕の仕事がこれから待ってる。

ただ、今は、ママんちのぴんのすけとしての、もう本当に自分はそれだけ、その役割だけを持って一生懸命生きてる。

それを全うしたいんだ。

 
現代社会の化学物質などの問題も病気の一因になっていることすら、自分の学びになっているとのことでした。
 
ママが手術を選択したとしても、それで良かったし・・・今ほど永らえるかわからなかったけど。
でもこっちの治療もね、まあ結構大変だった。
でもママの期待に応えられたと思うよ。
 
そして「約束を守ったよ」って伝えてきました。
Nちゃんと約束したそうです。
それはNちゃんに言ってもらえばわかるみたいで、「二人だけのことなんだ」って言っていました。
 
あまりに多くの時間を一緒に過ごしてきたけど、あっという間だったな。
いつも具合が悪かったみたいな感じだけど、そうでもないでしょ。
Nちゃんがお世話する時間が好きって言ってるのも本当にそうだとは思っているけど、やっぱり大変な苦労をかけたなという思いがあって、そのことはごめんねって思っていました。
自分のせいではないけれど、結果的にそうなってしまって「ごめんね」って。
 
今はとにかくぴんのすけとしての人生を全うする。
精一杯生きる。
また二人で話そう。
 
大好き、とか言わなくてもわかりきっていること。
ママが言ってくれること、みんなわかってる、みんな通じてるよ。
 
できればもうちょっと頑張りたかったんだけど、ちょっと疲れて来ちゃった。
 
ママのその凄まじい想いが、進行を食い止めてくれた一助にはなっていると思う。
 
奇跡って当たり前にあるんだよね〜。
 
そして最後に、親方にも「ありがとね」って言ってくれたので、「ありがとう、お疲れだったね」っていうと、『あの時』の映像を送って来ました。
これは、大きな診断が下る前、Nちゃんが迷い悩みつつも検査を受けに行くことにしたその前にぴんさんとお話しした時のことで、その際、彼は「いよいよだ」って言ったんです。
その時のことなのです。
親方が、「あの時のこと覚えてるよ、覚悟がね、いよいよだって言ってから随分時が流れたね〜」って言うと、
自分でもこんなに頑張れると思わなかった。

それは、治療とかヒーリングとか、もちろん家族のお世話のおかげなんだけど、

やっぱり人生っていうのはさ、神様に託しながら生きるものなんだな。

自分は自分で努力をして、自分でどうにかできないところは天に託す。

それは自分も学んだ。体験した。

 
ぴんさんはしっかりしているのですが、この世の肉体的にはめまいとか気持ち悪さがあるそうで、
目も見えにくかったり、肉体に意識を戻すと結構しんどい。
息ができない。
息が苦しい。
ぼんやりしてる方が楽。
 
Nちゃんにしてもらいたいことがあるかをきくと、
僕が返事できないように見えてる時でも、なんでも話してくれていいよ。

寝てる時もあるかもしれないけど、僕は聞いてる。

ぼんやりして理解していない時でも、声を聞いてる。

あと、体に手を置いて欲しい。

 
悲しまないで。
僕、生きたでしょう。
 
ママのために生きたって言いたいけど、自分のために生きた。
同じことなんだ。
ママも自分のために生きて。
そしてそれが人のための生き方であるのとイコールであるように。
 
そろそろぴんさんが疲れて来たので、終わりにしようとすると、
さよなら。
 
「またね」、でもある。
 
でもさよならなんだ。
 
最後じゃないのにね。
 
寝るね。
 
とにかくもうヘトヘト、体がくたびれちゃった、という感じのぴんさん。
 
(Nちゃんとお父様と)家族で幸せ。幸せだった、ありがとう、ありがとう。
 
(治療で)辛いこともあったけど、承知で来ているから。
 
そしてスヤスヤと眠りにつくのでした。
 
そこからまた危篤を脱し、さらに半年。
でも、最後じゃないけどさよなら、と言った言葉通りに、生きているうちにお話しするのはこの日が最後となりました。
 
最後は寝たままのようになっても、彼はぴんのすけくんとしてのニャン生を文字通り全うし、いつもNちゃんの声を聴きながら、made of each otherであるNちゃんの腕に抱かれてこの世からちょっくら旅に出かけました。
 
ぴんさんが自分のために生きることがNちゃんのために生きることとイコールであったように、自分のために生きることが人のために生きることとイコールである生き方をせよ、と彼は言い置きました。
自分のために生きるって、ジコチューに生きるってことではないんですよね。
人のために生きることが自分のために生きること、という人生を歩めば、間違いなくキングダム・オブ・ヘブンへの道。
今改めて久々にぴんさんのお言葉を読み返して、その深さに脱帽。最敬礼。
 

 

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次はお空から還ってくるの巻だよ

 

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まだまだ人間界には僕のような師匠が必要らしい