エルヴィスが「僕が知っている中で最も寂しい曲だ」と言ったハンク・ウィリアムズの「I'm so lonesome I could cry/泣きたいほどの寂しさだ」。
世界観はこんな感じ(親方まとめ)。
ヨタカが寂しく啼いていて、夜汽車もすすり泣きしていて、コマドリも木の葉が枯れゆくのを嘆き悲しみ、生きる目的を見失っていて、それを聴く僕もあまりの寂しさに泣きたいほどだ。
静寂の中、星が落ち、空が染まる明け方、愛する君を失ってしまった悲しみの中にひとりぼっちでいる僕は、泣きたいほどの寂しさだ。
淡々としたカントリーの調べなので、歌詞や背景を知らなければそんな寂しい曲だと思えないけれど、歌詞を知っていれば、それこそ淡々としている分だけ、その切なさがよりじんわりしみる。
愛するものを失い、やるせないほどの悲しみや孤独を深く経験したことのある方なら、一度は感じたことがあるかもしれない泣きたいほどの寂しさ。
(実際、ハンク氏は結構大変な人生を歩んだらしいし、この曲も辛い時にかかれたそうですが、すみませんが親方はハンク氏の歌を聴いたことはないよ。ただ、魂込めて歌うキングの想いを知っていれば、流れる汗も美しい涙に見えてしまうよ)。
愛する動物家族を失ったとき、どんなに天国で元気だとわかっていても、この世では二度と再び会えない、二度とあの愛しい声に話しかけてもらえない、ふわふわのお手手で触ってもらえない、温もりを分かち合えない、芳しい香りを吸えない、踏んでもらえない、鼻水を飛ばしてもらえない・・・et cetera et cetera・・・とてつもない悲しみや辛さは、動物家族と暮らしてきた誰もが経験することでしょう(ねちゃんには今も踏んでもらえませんけど)。
悲しんで泣いて泣いてお別れして、時間が経ってまた笑顔で歩み始めた後も、ふと泣きたいほどの寂しさに包まれることもあるでしょう。
そんな「愛する子に会いたい」「声を聴きたい」そういう想いを今もずっと胸に抱いている方にはぜひ見ていただきたい、先日のあーちゃんのインスタライブ。
ゲスト出演のデザイナーkakoちゃんが、ノンノちゃんとの出会い、そして高齢になって別れが近づいてきた時にあーちゃんに初めてセッションを申し込まれた時の話をされていました。
ちょうど親方もキーちゃんを亡くしてあーちゃんにセッションを申し込んだ頃と同時代のお話なので、あーちゃんがノースリーブにショートヘアだった話が出たのも懐かしく(いつもノースリか😆)、そこで一気に、一瞬にして当時のセッションの映像が心のスクリーンに蘇っちゃいましたよ。
あの時も、あーちゃんはぼろ泣きしてくれたんですよ。
懐かしすぎるわ。
(自分で読み返して泣いている親方ww)
話戻りまして。
ノンノちゃんは通訳であるあーちゃんを通して、kakoちゃんに自分が亡くなる時のことを伝えていたという、アニマルコミュニケーションを知らない人からしたらびっくり(かもしれない)お話とか聴けるので、ぜひぜひ聴いてみてね。
キーちゃんの旅立ちもまた似たようだったことを思い返しながら聴いていた親方です。
キーちゃんは亡くなる際に、大きな大きな声をしばらく出しました。
これは魂が抜けるための(抜ける時の)声だというのは分かってたものの、大きな大きな声で、今にもキーちゃんが逝ってしまうのが辛くて、怖くて、心臓は早鐘の如しでした。
でもさ、親方からしたら大変そうに見えたけど、意外に大変ではなかったのかもしれないね。
キーちゃんに尋ねてみたことはないし、今更どうでもいいんだけどね、そうじゃないかと思っていたけど、ノンノちゃんのお話でやっぱりそうだったんだろうと思いました。
もし今後同じようなことがあっても、静かに応援しながら見守ろうと思ふけど、まあ実際はそうはいかないでしょうね。
動揺しすぎて、悲しすぎて。
さて、それとね、親方は常々、キーちゃんを捨ててくれた人に「捨ててくれてありがとう」って思って生きてきました。
心底心底ありがとうで。
親方が出会うためには、キーちゃんは捨ててもらう必要があったのでね。
ご依頼いただく方が捨てられた我が子について憤ってる時に、親方はよくその話をしました。
とはいえ、キーちゃんを捨てた人のことを憎んだり怒ったりしたことはないけど、道端に箱詰めで捨てていく人に対しては、不届きすぎて成敗してくれようとか思っちゃうかもしれないけど、そんなこと思う必要もないんだよ〜って話も、改めて聴けます。
そして何と言っても最後のお手紙。
やられたよ〜ノンノちゃんめ😭
みんな、自分ちの天使になった動物たちからのお手紙が欲しくなっちゃうだろうな。
そりゃなるわ、なるに違いない。ってか、親方も欲しい思ったもん😹
あ、でもたくさんもらってたとすぐに思い返した理性と謙虚さ(?)はかろうじて持ち合わせておりました🤗
欲張らない欲張らない(と呪文のように唱える・・・)
どれだけ彼らが崇高な魂なのか、おのおのがたで受け取っていただきたし。
最後に。
とても大切なこと。
病気で旅立つ時のことなんですけど。
この数年、親方も病気や高齢の動物たちとたくさん関わらせていただいて、彼らから教えてもらい続けたことがあってですね、それは、動物たちは極めて自然な状態を望んでいるということです(現在は現職に注力しているため、アニマルヒーリングは限定的にしかお受けしておりません)。
これは言葉でも語られるし、体の状態からも伝えてくれます。
それが一番彼らにとっては体が楽で、負担が少ないのです。
もちろんもちろん、無理な治療も文句ひとつ言わず受けてくれるけど、ほとんどの場合、一緒にいる人間の願いを叶えるために受け入れてくれているだけで、実際の彼らの体は、自然なままが一番楽らしいです(全ての治療がいらないと言っているのではありませんので悪しからず)。
そして旅立つ時も、自然のままが一番楽に旅立てるんですよね。
親方は、とことん彼らからこれらのことを叩っこまれたので、感覚としても分かっているのですが、一緒に暮らす人間家族からしたら、この薬だけでも飲んで欲しいとか、せめてこの治療はやってあげたいとか、あれこれと思うのも当たり前で、どの辺りまで譲れるのか、交渉したいのか、彼らの意思を尊重するのか、いろんな選択肢があるのですが、繊細で複雑でとても大切な問題なので、ここではこれ以上膨らませません。
ただこれらのことについてもライブではお話が出てくるので、今病気の子と向き合い中の方や、今後の治療をどうしようかと悩まれている方にもご参考になることと思います。
書きたいことが沢山あるものの、とりとめなくなり、なんやら想いがまとまらないブログになりましてすみませんが、こんなに大事なことがてんこ盛り盛りに語られてるので、是非見てみてねってことですわネ。
インスタライブはこちら↓
https://www.instagram.com/tv/CUg0NOzJ8XE/?hl=ja
これもラブレターだね、キーちゃん♬
次回も楽しみにしてるお🍀
子供達に大人気のkakoT↓
にぼたんもたくさんのことを教え続けてくれています。
枯れるように逝きたい。
理想的な旅立ち🐕