岩津さんは続けられます。
「闘病で大変だったねって言うと、『前のことは言わないで。今こんなに元気なんだから、過去のことは言わないで』と言ってます。
でも、病気に関しては、『一緒にいてくれて、病院に行ってくれて、いろいろしてくれて、すごくありがとう』って言ってます。」
号泣ですよ、親方。鼻水が止まりませんよ。(失礼がないようにその手を拭くアルコールティッシュも持参してます・笑)
「今は天国にいるけど、時々家に来てて、親方さんがキーちゃんを思い出して特にすごく哀しい想いをしている時、背中にぴったりくっついて、『大丈夫だよ、落ち着いて』って、人間がするみたいに背中をトントンしたり、よしよしって撫でたりしてくれてます。」
ううう(涙)
思い当たりすぎます(号泣)
「伝えたいことはありますか?って聞くと、『涙を拭いて。こーんなに美しいところにいるし、身軽なんだから。なんの心配もないから』って。
場所も、キーちゃんも、すっごく美しい。毛艶もすごくあるし。」
いくつも写真を持って行ったうちの、キーちゃんのお目目が綺麗に写っている写真を指して、「目もこんな感じで、もっと綺麗」と。
キーちゃんが天界に還ったその姿の美しさ、その場所の美しさは想像するしかありませんが、キーちゃんの神々しさみたいなものを感じました(涙)。
そして岩津さんがさらに先を続けられます。
「それでセッションを終えようとしたら・・・
最後にぽつりと『会いたい人がいた』って言うんです。『約束したの』って言うんです。
何を約束したの?って聞いたら、映像が見えてきました。」
昔のヨーロッパ。
自然の中で、女性と馬がすごく仲良く戯れている。
事情があって、どうやら女性は馬と離れないといけない。
笑顔はあるけど、すごく愛おしそうに馬のことをなでている。
「会いたい人がいるから、生まれてきてくれた。それが・・・・」
と岩津さんが、両手で親方のことを指し示されました。
もうねぇ、この時の気持ちを伝える言葉は、この世には存在していません。
実は、親方ってば、「会いたい人がいた」って話し出された時、キーちゃんは誰か他にも会いたい人がいたのに会えなかったんじゃないかって、胸を痛めかけつつ聞いてたんです。
そんな心構えだった時に、「親方さんのことです」と言われてね、もう、はい、本当に息が止まるといいますか、胸が迫るといいますか。言葉になりませんでした。
そうなんです、岩津さんは、親方とキーちゃんの過去世の映像を見てくださったんです。
そしてその話をしてくださる時、またボロボロと泣かれました。
うわわーん。今こうして書いていると、あーちゃんが一緒に泣いてくれた時のことを思い出して泣けてしまう・・・(涙が真珠なら大金持ち)。
このあとキーちゃんはしばらくお休みだそうです。
(亡くなった子はしばらく天国でお休みするのですが、一般に、とても大変な病気や事故などで体が損傷したり心が傷ついたりすると、その傷を癒すためにも特に時間をかけてゆーっくりお休みするのです。「一般に」と書いたのはキーちゃんはちょっと例外だからです(笑)。キーちゃんは結構早々に次の任務が・・・!? いやいやこれはまた別のお話)。
そして驚くべきことに、「今回もすごくお願いをしたみたい。」とおっしゃるのです。
キーちゃんは神様にお願いして生まれてきてくれたみたいなんです(涙)。
(あーちゃんは「今回も」って言葉の使い方をされました。今回見直していて、そこに気づきました。きっと何度もキーちゃんはお願いして来てくれているんだね・・・)
「ただ会いたかった。また会おうねって約束したから、…って。」
二人でボロボロひとしきり泣いて、それから岩津さんがおっしゃいました。
「次の子に関しても、なんかチラッと、そういえば話してたな。」
えぇー、岩津さん!
ちょちょちょっと、そこ大事ぃ!(笑)
つづく