Love of Cats 猫たちからのギフト

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動物が旅立つ時 その1 

キーちゃんが旅立った朝、ひとまず各方面へご挨拶。

といっても、シスには、キーちゃん旅立ちの儀式中に「キーちゃんが逝っちゃう!」って慟哭メールしてました(キーちゃん、大事な時に後ろでちょっと携帯打ってごめん、言わずにはいられなかったんよね)。

 

職場には、もう病態を見守っていないでいいので仕事に行きますと言いましたが、同僚のお姉さまは「何言ってるの、キーちゃんの側にいてあげなさい」と替わってくださいました(涙)。

 

Y主治医には、旅立ちのご報告と、落ち着いたらご挨拶に伺う旨をお伝えしたところ、「メール開封して驚きました。昨日はいつも通りに見えていたので本当に驚いております。もういろいろと行う体力は残っていなかったのかもしれませんね。きびちゃんは小さな体で本当にいろいろと頑張りましたね」とおっしゃってくださった後、私への労りと落ち着いた頃にまたご連絡しますというお返事をくださいました。

 

S専門医からは「きびちゃんは苦しくて食事も食べられないまま短い一生が終わってしまいそうでしたが、ひと頑張りして半年間ご自宅でのんびり過ごさせてあげられたことは本当に良かったです。きびちゃんは特殊な難病で、私もいろいろ勉強させていただきました」、そして今後お願いすることがあったらよろしく(学会とか論文とかですね)というお返事を頂きました。

S専門医のこちらのメールを探した時、「もしかしたら奇跡が起こるかもしれません!」の際のメールも見直し、こちらの記事も加筆訂正しております↓

奇跡の回復の可能性があるかもしれません! - Love of Cats 猫たちからのギフト

 

実に沢山の周りの方に支えられながら、我々は共に生きてきました。

今でも感謝にたえません。

 

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みんなさん、ありがとう

怠け者で日記をつけたことがない親方ですので、このブログもおおかたは記憶で書いていますが(ご老人でも記憶力はいいのです)、キーちゃんが亡くなった後、記憶が損なわれないように、亡くなった日から遡って10日間程の記録をつけてありました。

ブログを書くにあたりそのノートを紐解くと、つけておいて良かったなあと思いました。どの瞬間も忘れたくなかったのに、すっごく細かいことはどうしても忘れているものです。

涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら読むんですけどね。

キーちゃんとの思い出も走り書きのイラストで沢山残してあります(笑)。

 

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なのでネオとのことも、本当は一言でも日記につけておけば、後から見た時いろいろ楽しいのは百も承知なのですが、根が怠け者なのでやっぱりつけていません(笑)。

 

猫は亡くなる前に低体温になると、亡くなりやすくするために冷たいところで体を冷やそうとするそうですね。

ですので、できるだけ楽に亡くなることを手助けしてあげるために、体温を下げる協力をしないといけないらしいんです。

でも生きるため、回復のためには体は温めないといけません。

亡くなる具合悪さなのか、まだ生きられる具合悪さなのか。

これって判断難しいですよね。

親方は、当時はそんな体温下げるお手伝いしなきゃいけないなんて知らないので、寒かろうと思ってお布団かけちゃいましたよ・・・

 

それから、猫は亡くなる前に亡くなりやすくするために、できるだけ体の水分を外に出すってこともあるそうです。

同僚のお姉さまの初代の猫ちゃんは、猫エイズで亡くなる前、やはりよだれが止まらずにぐちゃぐちゃになっていたと言います。

キーちゃんの場合、お薬が合わずに気持ち悪くなってしまったのか(涙)、旅立ち前の儀式だったのか、それは定かではありませんが、身体中の水分を処理していったため、そして病院に行く前に自分で💩も済ませていたため、亡くなってからはお身体をキレイキレイに拭いてあげるだけで済みました。

最後まで自分の面倒は自分で見る男でした。

 

Y主治医が書かれているように、もう注射に耐えられる体力がなかったということでしょう。

注射をしなければもしかしたら数日はまだ生きられたのかもしれません。

この件に関しては、Y主治医に会いに行った時の話に出てきますのでそちらに譲りますが、親方はそれらを含めての闘病だと思っていて、数多くの死線を乗り越えに乗り越えてきたキーちゃんだからこそ、今回がもしかして注射きっかけで旅立ったのだとしても、それもキーちゃんが決めた旅立ちだと思っています。

もちろんね、この最後の気持ち悪くなっちゃった状態は、避けられるのなら避けたかったですよ、気持ち悪いのは辛いからね。

でも他の方がブログで書かれていましたが、その方の猫ちゃんはお薬とか関係なく、亡くなる間際にこの気持ち悪い発作の波に猫ちゃんが襲われてしまったのですが、それは亡くなる前に貧血で酸欠の波が襲ってくるからだと獣医さんが言っていたそうです。

 

昨年、友達の肝臓の悪い猫ちゃんが、末期に注射打たれてからますます悪化して亡くなってしまったことが2例続きました。

その時、もう亡くなる間際で体力がなくなっていると、注射やお薬という刺激がかえって肝臓に負担をかけてしまうんだな、と、改めてきーちゃんと重ねてしみじみ思いました。

それはつまり、もう治療に耐えられる状態ではないということなんでしょうね。

だからそれも含めて寿命(天寿)なんだと思います。

 

つづく。