Love of Cats 猫たちからのギフト

猫の難病、闘病、健康、フード、自然のサプリなどのアニマルケア、時々お馬&磯の魚たち

未来から当時の2人に言えることはあるか

闘病中・共病中の方への応援歌を続けます。


キーちゃんと親方は楽しくも激しい濃密な旅をすでに終えておりますので、今の親方は、キーちゃんの病気の展開も顛末も全て知る万能の神状態です。

この神の視点から、これから闘病に向かう親方とキーちゃんに言えることって何かあるかなって、この間考えました。

何か励みになるような、心強く進めるようなこと、何か言ってあげられるかな。

果たしてその答えは・・・・

 

「に、逃げて〜〜〜」

 

真っ先に浮かんだのはこれでしたし、その他に浮かびませんでした。笑

何せ百戦錬磨の先生方をして「悪魔」と言わしめた病気にこれから挑みますって人に、言える言葉なんてありますかね??

逃げられるものならキーちゃんを連れて逃げたかったです。

でもどこに逃げても病気の発生源がキーちゃんである以上、当然逃げられる場所はありません。

先生方が悪魔って言っても、病気の源はキーちゃんの組織なので、親方には悪魔ではありませんでしたけど、その展開や進行具合は、ま、そう言われてもやむなしの感あり。

慰められるとしたら・・・

「キーちゃんの病気の意味がそのうちわかるから楽しみにしててね!」とか

「キーちゃんをご縁に素晴らしい人々と再会できるよ」とか

「キーちゃんの旅立ちの後に、早々にキーちゃんの息子がやってくるよ!」とか

くらいですかねぇ・・・

でも病気にこれから臨んでいく人に向かって、キーちゃん亡き後の話をしても辛いだけでしょ。楽しみになんてできませんわよ。

だからこれは封印。

結果、残念なことにメンタルを支えられる言葉は出てきませんでした。チーン。

慰めにも一切ならないけど、「全力でことに当たれ。」

ただそれだけ。

そんなもん、言われなくても全力で当たりますし。


ただ、具体的な策については言えることはあります。

あそこに神(専門医)がいるから、センターで検査したらすぐあそこに行きなさい、とか、少なくともあの辛い8月は回避できたと思います。

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ただ、早々に神のところに行って手術することになっても、あっという間に再発してしまうことがわかっているので、じゃあいっそ最初から上口蓋の縫合はやめて胃ろうにしてしまいなさいと言ったところで、最初の段階ではおそらく自然に上口蓋はくっつくでしょうから引き抜き作戦用の穴はそうそう確保できなかったでしょうし、退院後にお口からスズキさんを一日6回もお代わりできたあの最高の一日は迎えられなかった訳です。

最高の一日👇

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また、アルゴンプラズマをしても再発が抑えられないなら、早めに神のところに行っても手術の回数が増えるだけだったでしょうし、治るとみんなが信じたから挑めた手術なので、治らないでただ繰り返すだけの手術をどこまでできたかは不明です。

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って言うか、その前に破産したかもしれません(神の病院は通常の三倍以上のお値段がします。でもそれは他にはない設備、施設、器具、知識、ご対応があってのことなので、親方は当然と思っています)。

 

ってことは、つまり、未来の神である親方の知恵をもってしても、当時以上の最高の展開はないってこと。

どんな苦境も、現在の選択やタイミング以上に最高のタイミングってないんだと強く信じています。

 

最後の日、病院行かなければいいよって助言はできるかもしれません。

病院行かなければあの日に他界することはなかったですから。

1分でも長くキーちゃんと居たかった親方としては、その選択はありかもしれません。

でも、もう大型犬のような咳をして、血痰をうず高く積んでいたキーちゃん。

食欲廃絶も始まっていたし、心臓ももうアレでしたので、一番悲惨な亡くなり方と言われていた窒息で亡くなるより前には旅立っていたとは思いますが、旅立ちはもしかしたら親方のいない時だったかもしれないし、それはそれでキーちゃんの選択だったとしても、やはり親方は一緒にいるときに見送りたかったですし。

主治医の先生がおっしゃった通り、最後までしっかりとした尊厳のあるあの旅立ちは、キーちゃんが決めたパーフェクトな締め括りでした。

 

loveofcats.hatenablog.com

 

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病気が発覚した時とか、治療の選択肢がなかったりすると、「もしあの時こうだったら」とか「もっと早く〇〇だったら」とか思うことって絶対ありますよね。

大事な子を救いたい、少しでも長く一緒にいたいって気持ちはみんな同じですもん。

でも、今生きているこの人生において、「たら・れば」や「もしも」の人生は存在しません。

どこかのパラレルワールドでは病気しないキーちゃんが生きてるかもしれなくても、それはこの地上ではないし、病気しないキーちゃんが生きてれば、ネオはいないかもしれないわけ。

 

「現在」を一個一個真摯に乗り越えて行くと、必要なときには奇跡も起きます(キーちゃんは何度も助けられました。それは時間が経たないとわからないこともありました。ですが救いが何も起きない時は、それは必要なこととして受け入れることもできました)。

今この時以上にパーフェクトなタイミングはないってこと、そしてその先に待っているのもパーフェクトな結末だってこと(完治でも旅立ちでも)、今この時はどんなに辛くても、それがパーフェクトな時間だってことを信じて、愛する子との貴重な時間を大切に進んでくださいね。

と、祈るばかりです。

 

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真摯に寝ます

 

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真摯に飛び込みます

 

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真摯に爺とネオを見守ってます