親方の人生で3にゃん目の猫、シロくん。
中学から大学までを共にした、我が親友。
最愛のシロちゃん(親方とラブラブ)が亡くなった後にやってきたシロ猫。
彼女の生まれ変わりだと信じたいくらいの見事な登場っぷり。
実際は全くの別人格ですが、「あのうちシロ枠が空いてる」くらいの噂は聞きつけてやってきてくれたことでしょう。
彼はお外大好きっ子で、途中まで去勢もしてなかったので、恋の季節ともなれば、ほぼ飲まず食わずで我が家をただ通過するだけのTHE男子ぶり。
ハンサムだったので、それはそれはモテました。
ただし優男で腕っ節はイマイチだったのか?怪我はよくしたけど、病気は全然しない子だったのが、ある頃から風邪を引いても治りが遅くなり、ああシロも年を取ったなあと気になり出したあたりで・・・
当時は10才生きたら大長寿くらいの時代。
その頃シロは7才くらいだったかな(我が家の猫たちはみんなさすらいの風来坊なので、正確な年は不明)。
姉2人は伯母の家に泊まりに行っていて、なぜか私親方だけは行かずに残ったある晩、シロは車にはねられ帰らぬネコとなりました。
シロはどこで遊んでいても、家から「シロ、シロー」って呼べば走って帰ってくる子(平和な時代。今ならそんな大声出したらソッコークレーム来るわ)。
その晩は帰りが遅くて、ついに母と2人で探しに行き、まだ温かいシロを連れ帰ることができました。
家路を急ぐ途中の出来事。
一発で歩道にはねあげられていたので、傷ひとつなく寝ているようなシロの姿。
血が口の端に一滴ついていた以外は、本当にどこも変わらない美しくハンサムなシロのままでした😭
親方の留守中にシロが亡くなってしまったら、それこそ気が狂わんばかりになっていただろうから、虫が知らせたというか、シロとお別れをさせてもらえたことは感謝しかない。
感謝しかないけれど、 このかけがえのない親友の喪が明けるのにはだいぶ時間がかかってしまいました。
正確にはキーちゃんが来るまで、本当の意味での喪は明けませんでしたよ。
そんな大大大事なシロ、あーちゃんにお話ししていただきました。
以前も一言だけ話していただいたことはありましたが、きちんと話していただくのは初めて。
以前の会話はこちら↓
シロは真っ先にこう言いました。
僕は星の子。
そして、親方と一緒に見たこともない乗り物に乗って、ビューンと空を飛んでいるイメージを見せてくれたそうです。
シロは親方の前に来たり、肩に乗ったりして、まさにファンタジーの世界だそう!
クゥゥ、見たいゼ!!
哀しんでいたのは知ってる。
ごめんね。
事故って偶然はないけど、でも人間社会のことだから、事故はしょうがないんだ。
彼は亡くなってすぐ、一瞬で魂が抜け、ダッシュで天国に行ったそうです。
ああ、シロらしい!!
もちろんお家と行き来はしていて、親方にまとわりつくようにして「大好きだよ」って顔などにもスリスリしてくれていたと😭
当時も、シロはスポーンて抜けてお家に戻ってきた感じはしていて、しばらくの間家中の者が、シロが生きていたまんまの暮らしの音を聞いたり気配を感じたり、踏まれたり見たりしていました。
私があまりにも嘆き悲しんでいるので、わざと爪を一本立てて、顔にギーーーって傷をつけているのもあーちゃんには見えたそう。
い、る、よ!!
生、き、て、る、よ!!
って。
そうなんですよ、その当時だかいつだか忘れましたけど、っていうか結構長い間、朝目覚めると顔に引っかき傷ができていることが時々あって、自分で寝ている間に引っ掻いたのかなって思ってました😂
シロだったとは!!
通じなくってごめんにゃさ〜い😅
そしてあーちゃんはこんな光景も見てくれました。
別の世。
外国です。
親方は男の子。
赤い土の地面で石っころがあるだけの高い崖の上で、シロと並んで座っている。
2人はそれはそれは幸せそう。
キーちゃんはいないよ(その当時)。
僕は馬はイヤだ。
一回だけなったことがあるんだけど、すごく大変だった。
体も大きいし、思い通りに運ばなかったんだ。
だからイヤ。
猫は身軽だからね。
そぉか、そぉか、オンマは大変であったか😂
身軽でとにかくお外を駆け回ってたシロらしい言葉です。
そしてシロは言いました。
また一緒に夜空を見たい!
😭😭😭
シロと親方はよく夜のお散歩を一緒にしたんです。
とても楽しかったよね!!
うん、また一緒に見よう、見よう!!
最後にシロはこう言ってくれました。
2人で過ごした時間ていうのは、
行く先の道に絨毯が敷いてあるみたいに用意されている2人だけの道、特別な時間。
2人だけで通る特別な道、特別な時間。
ああ、胸がいっぱい。
本当に一人一人が特別でかけがえのない子。
シロといつかまた夜空を見る日まで、今はネオと赤い絨毯を歩いている親方です。
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