以前こちらでご紹介した電子書籍。
ついに紙での書籍化!!⇨母の説法
あーちゃんと紙での書籍化を願っていた本です。
今って、世の中ちょっと不安が蔓延してるし、トイレットペーパーやらキッチンペーパーやらまで軒並み奪い合い??みたいになってるし、電車でコホンとしようものなら殺気立った顔で睨まれるし、そんな殺伐とした世の中になっていますが・・・
待って待って、人としての大事な心や温かみ、そして何よりも感謝を忘れないでいられるよう、繰り返し読みたい書籍。
それにしても、世の中がこうなって、ああ日頃当たり前に思っていたことの数々にどれだけ感謝が足りていなかったろうと思っていたところです。
原材料を海外に頼っているもの、あるいは製品の作製そのものを海外に頼っていることへの意識も低かったし、アルコールの原材料ってなんだっけってことまで忘れてたし、例えば中身が日本製だとしても、外側のパッケージの原料が足りなければ流通できないものもあるでしょうし、百均で手軽に贅沢に買えるようになってしまった数々の使い捨て品(使い捨て手袋とかビニール類とか何でもかんでも)、そういうもの一つ一つを当たり前に手軽に贅沢に使いすぎていたなと職場でも話していました。
そうやって帰ってきた帰り道のスーパーやら家では、すべてのものがありがたいことなんだと改めてしみじみと思えたわけです。
あるのが当たり前なんじゃない。あるのが当たり前のものなんて何一つない。
これらはすべて、知らない場所の知らない方々の手により作っていただいてるもの、その人たちもコロナで工場封鎖してるかもしれないし、そしたら生活も成り立たなくなっていくかもしれないし。
ってか人様の心配してる場合じゃないくらい、職場にも影響出まくり。
ここはみんながみんなのことまでも想いを至らせて、それこそこんなに一瞬で世界中感染するくらい、つまり地球は家族ってくらい狭い時代になったってことにも改めて意識を向けて、世界で力を合わせ、今日も収束に向けてワクチン開発やらあれこれ尽力してくださっている方々にも感謝し、いつかは終わるこの騒動を粛々と一人一人が乗り越えていくしかないですよね。
「母の説法」から一部抜粋。
酸素が当たり前のようにあると思って呼吸している。
太陽が自然に照って動物や植物を育てている。
夜になると暗くなって人も他のものも皆休む。
そういうことは当たり前のことと思っているでしょ。
その大事なことを当たり前に与えられていることが本当に”ありがたい”っていうことなのよ。
そういう全てを自然に与えられ、自然に生かされていることはそれは当たり前のことではないのよ、きっと。
それは奇跡のようなことだからありがたい。
その有難いことに対して心から「ありがとう」と感謝しなくてはいけないのよ。
それが”ありがたい”という言葉の本当の意味なのよ
当たり前の日常は、実は「有る」ことが「難しい」こと。
日常は簡単にストップし、脆く崩れ去る。
ああ、日常って「有る」ことが難しいんだな。
毎日が当たり前に続くことこそ、奇跡なんだな。
この書籍に散りばめられた珠玉の想いが、たくさんの方々に届きますように。