結構前のお話。
タイトルだけ下書きに入ったままなかなか書き進める時間がなく、時は秋へと変わりました。
親方がこのブログを細々と続けている理由はいくつかありますが、最大の理由の一つ(海外っぽい言い回し笑、最大とかベストが複数あるって日本にはない表現ですよね)に、数少な〜い同じ病気の子へ届いてほしいというのがあります。
獣医師さんたちにも知られていない病気なので、治療方法がわからない。
そんな病気の子が、手探りで不必要な辛い処置や手術を重ねず、的確な治療へと結びついてほしいと強く願うものです。
キーちゃんは亡くなってしまったので、同じ病気の現在進行形の子にとっての希望の星とはなり得ませんでしたが、それでも不必要な診断や無意味な治療期間をすっ飛ばしてもらえると、その子の負担が少しでも減りますから(人間家族にとってもそうですね)。
似たような病気の子が亡くなったことを聞いた時、もっともっとこの病気について拡がればいいのに、と思ったのです。
まぁこの病気にかかる子の数が圧倒的に少ないので拡がらないのは当たり前なんですけどね、わかっちゃいるけどあまりに切なく、そんなことを考えていたある日、自ずとキーちゃんに問いかけておりました。
「キーちゃん、あんな凄まじい病気の源ってなんなんだろう」と。
あ、もちろん遺伝だって答えてもらってますよ↓ ここね。
それにこの世には奇病はあるもんなんで、そのまんまただ受け入れていりゃいいんです。
でも胸を痛めていた親方は、思わず訊いちゃったのです。
するとキーちゃんはサラリと答えてくれました。
愛だよ
え〜、今はそんないかにもスピっぽい回答じゃないのが欲しかった〜って一瞬思ったワタクシ。
思い出してみて。
あの日々。
どれだけ輝いていたか、
どれだけ一体だったか、
どれだけお互いに愛し合っていたか、
どれだけ絆が深かったか、
どれだけ信頼し合っていたか、
どれだけ愛に溢れていたか。
愛以外の何ものでもないよ。
愛なんだよ。
道を歩いていた親方ですが、ガーンと頭を殴られたように、目からカラコンが剥がれ落ちたように(って入れたことないですけど)、ハッ!!( ゚д゚)となりました。
そうです、愛しかない日々でした。
それに、この世に生まれ落ちた理由は魂を磨くこと。
全ての困難は魂を磨く糧なのです。
大きな困難は魂を一気に磨けるのです。
大きな大きな糧を与えて頂いているのは、神様に愛されている証。
あんなにもあんなにも大事な子をあんな病気で失うというこんなにもこの世的に悲しく辛い出来事が愛なら、ハハ〜ン、なるほどね、世界は愛に溢れている!
あんな困難が愛なら、この先どんな困難も愛でしかあり得ない!と気づきました。
あーどれだけ世界は愛に満たされているのでしょうと改めて分かりました。
遅咲きですみません。
今、様々な困難真っ只中の皆様も、そのことを今はとても信じられなくても、それでも愛だと信じてほしい。
限られた時間の中で、先のことを不安がっている時間はもったいない。
今を、今この子が生きていてそばにいてくれる一瞬一瞬を噛み締め、抱きしめ、愛し合い、濃密な時を過ごせるありがたさ。
いつかお互いの肉体が離れ離れになっても、その愛は消えません。
でもできることなら、肉体が離れ離れになるまでの時間は長ければ長いほど人間はありがたいですけどね。
世界は愛で溢れているね、キー坊や。