こちらのACのお話の時にも書かせていただきましたが、動物たちは人間と同じ感情の幅を持っています。
ただし、その種(属)としての感性や考え、行動癖などが違ったり、本能に影響を受ける部分も大きいので(特に顕在意識の部分)、あることに関しての反応や考え方が人間と同じとは限りません。
死別を人間のように深く嘆き悲しむかどうかや、病気に対する感じ方、受け止め方(受け入れ方)なども違うように思えます。
でも嘆き悲しむ感情がないかというと、あるわけです。
つまり、同じ感情の幅があるわけで、「犬に言ってもわからないから」とか、そんなことは全然なく、悪口を聞けば傷つきます。
豊かな感情といえば・・・!
もちろん動物同士での恋模様もありますね❤︎
当然それが種を超える場合もありまして(って当たり前すぎる話ですみません、皆さん種を超えて猫さんや犬さんや鳥さんたちと愛し合ってますけどね)、最近では史上三頭目の牝馬三冠馬になったアパパネちゃんというとてもつおい女の子が、厩務員さんに恋をしていたエピソードが有名なようですが(乙女アパパネちゃん↓)
古くはハンガリーの名牝キンチェムちゃんにもこんなエピソードがあります。
大好きなエピソードです。
ちなみにキンチェムちゃんは、54連勝というオトロシイ記録を打ち上げ、映画にもなっています。
以下ウィキペディアから引用します。
キンチェムの親友は猫だったそうで、いつもこの猫と一緒に転戦した。
グッドウッドカップに勝利した後、船から列車に移る際に猫が行方不明になったことがあり、その時は猫が見つかるまで2時間鳴き続けた。
しかし猫が見つかると、キンチェムはいつもと同じように列車に乗り込んだ。
また、厩務員のフランキーとも非常に仲がよかった。
キンチェムは列車で旅行するのが好きだったためいつも自ら進んで乗り込んでいたが、フランキーがそばにいることを確認した後で寝たそうである。
フランキーのキンチェムへの愛情を知ってか、フランキーが寒い中で何も掛けずに寝ていると、キンチェムは自分の馬衣をフランキーに掛けた。
その夜からフランキーが毛布を掛けていてもキンチェムは馬衣をフランキーに掛けたといわれている。
フランキーはその後、フランキー・キンチェムと名乗り、墓標にもその名が刻まれているため本名がわかっていないほどである。
また、キンチェムの死後フランキーは一生独身のままでいたといわれている。
馬主のブラスコヴィッチはキンチェムがレースに勝つと必ずその後にキンチェムの頭絡に花を付けていたが、たまたまあるレースの後にこれが遅くなってしまうと、キンチェムは鞍をなかなか取らせようとしなかったという。
なぜかキンチェムはヒナギクが好きで、スタート地点で探すのが癖になっていた。
また、キンチェムちゃんはスタート前に考え事をする癖があって、そのせいでスタートが遅れたりもしたそうですし(もちろんその後は勝ちます)、食べ物飲み物にこだわりを持っていて、これじゃなきゃ食べない、あれじゃなきゃ飲まないっていう遠征陣営泣かせのエピソードもあります。
これだけ強かったから、余計伝説としていつまでも語り継がれるようになったんでしょうね。
ネズミよけで厩舎には猫さんがいることも多いので、キンチェムちゃんと親友猫のシュルツくんだけでなく、オンマとニャンコは仲良しの子も多く、今ではネットでも沢山画像が見られますね。
あーちゃんのこの時の記事も好き。
種を超えて深く結ばれること、種を超えて心と心、魂と魂で想い合い、思いやることはなんと素敵なことでしょうか。
純粋な彼らが人間パートナーに向けてくれる愛は、とっても強くてとっても深くて温かい。
体がなくなっても、魂と魂の結びつきは消えないのであります。
永遠に。