先に胃ろうについてをざっとお話ししましたが、実際キーちゃんの手術後の流れを見てみますと・・・
まず、術後はしばらく胃に何も入れてはいけないそうで、またしても空腹のままのキーちゃん、翌日の夜にぬるま湯を入れて胃ろうがちゃんと稼働するかを見ました。
胃ろうの時にお腹に入れる飲食物は、冷たいものはNGです。胃がびっくりしちゃうからね。
先生がしてくださるのを横で見守っていましたが、先生のぬるま湯の入れ方が最後ちょっとスピードがあったせいか、キーちゃんの口からお水がダバダバって出ました。
先生はちょうど他のところを見ていたんで、「はい、大丈夫ですね」って言われましたので、「今口から出ましたけど」って親方が指摘しましたけどね(笑)
ま、それでも問題なしでした。
胃ろうに使うご飯は、ヒルズのa/d缶。1缶500円(税抜き)。おたかっ。
あとはカナンのパウダー。
闘病中の方はご存知の方も多いと思いますが、いずれも高栄養食ですね。
これを60度のお湯で溶いて(缶詰と混ざったり支度しているうちに人肌になるという塩梅)ネリネリといて、ダマダマができないようにザルでこして、そしてチューブからゆっくり入れます。
親方は、お刺身をミキサーなんかで液体にしてあげてもいいんですか?って聞きましたら、いいけど、繊維とか残らないようにしないといけないので難しいかもと言われました。
チューブの先(胃に入ってる部分)て、少し先がバルーンみたいに広がっていて(胃から抜けないように)、小さい穴がいくつか空いているんですって(なんだ、このチューブの太さがそのまま通り道になるんじゃないのか)。
なので繊維とか残ってるとそこに引っかかって詰まっちゃうんだそうです。
そうでしたか、それは困るので余計なことはしない・・・。
Y主治医のところにも胃ろう管理についてはあらかじめ相談に行っていて、a/d缶やパウダーだけで行くと経済的に大変なので、ドライフードをミルにかけて粉にして、さらに茶漉しとかザルなどでふるってからお湯で溶いたら使えるよ〜とアドバイスされ、親方はドライフードをメインにするようになりました。
とにかくチューブ詰まらせたらアウトなので、ここは気をつけどころです。
バランスや腹持ち問題、あと粘度がある方が扱いが楽だったりするので、缶とパウダーも併用しましたよ。
ドライフードをサラサラにするのは結構時間がかかるので、それを時間ある時にマメにこしらえてある程度ストックしておかないとなりません。
始終ミルをガーガーさせていました。
基本、ネブライザーと胃ろうに関わる作業で一日の大半の時間を取られました(笑)
ま、それは退院後のお話。
シリンジは太いごはん用と、お水入れる用が必要になります。
何度か使いまわしますので、一回ごとに綺麗に洗い乾燥させますが、だんだんゴムの部分が劣化するというか、使えなくなってきますので、その辺はみんな獣医さんから購入します。
そんなこんなで、キーちゃんの入院中に親方が自分で胃ろうチューブでご飯をあげるようになり、先生があげる回数と量をあれこれ模索しながら・・・ついに胃ろう設置術後5日目に退院することが決まりました!
入院生活2週間でした、わー長かったね!
1日いるだけで8000円かかる酸素室と、使用量に応じて別途かかるお高い酸素(笑・途中から散歩中は止めてもらいました)とのお付き合いもいよいよ終わりです!もちろん治療は別料金ですけどね(笑)
退院に向けて体を慣らすために、酸素なしの普通のお部屋で暮らすようになりました(同じキーちゃんの個室内です)。
そしていよいよ明日、お迎えに行く予定で夜寝ようとしたら、主治医からメールが入りました!
「明日の退院は中止です」
なぬ!?
ネオちんとはまだ出会ってないから、お待ちくだされ。