本当は触れて欲しいし撫でて欲しいのに、なかなか自分からは側に来られないおくゆかしい女の子ですが、お仲間女子の燈和ちゃんにだけは当たりがきついとのことでした。
そんなシャイな瑚花ちゃん、お話ししてくれるかな?って思ってましたが、「よろしくお願いしますね」って挨拶すると、「いいよ」「私でいいの?」 ってなんとも可愛い控えめなお返事が返ってきました♬
最初は遠慮深そうに離れて座っていた瑚花ちゃん。
親「今日は忙しいところにきてごめんね」
大丈夫。
まだ距離のあるところで香箱座りをしながら
今日はみんな沈んでるよ。みんなが頑張ったよ。
ちょうど汰助くんのお葬式を済まされたばかりだったのです。
汰助くんの闘病期間は、他の動物家族さんたちもみんな一緒になって心配したり、ずっと頑張っていたのですね。
瑚花ちゃんはお母さん似の美しい容姿を誇りに思っていました。
お母さん、大好きだった。
この家に来た時は既にいっぱい先輩方がいたので、「自分も厄介になります、よろしくお願いします」というような控え目な気持ちで家族の仲間入りをしたそうです。
瑚花ちゃんがきつく当たるという燈和ちゃんのことは、やはりあまり好きではないみたいでした。
「でも瑚花ちゃんのお姉ちゃんだし、 瑚花ちゃんより先にいたでしょ?」と聞いて見ると、瑚花ちゃんは顔を背けてしばらく黙っていたのですが、そのままどんどんどんどん悲しみがこみ上げてきました。
瑚花ちゃんの中には、悔しい想い、すごく我慢している思いがあって、 こらえきれずにプルプル泣いてしまうという感じです。人間でいうとちょうどそんな感じです。
とってもとっても我慢してたんです。
泣いちゃうほど抑えていたんです😭
私だけがきついみたいに言われるのも、本当は悔しい。
瑚花ちゃんと燈和ちゃんは性格が違うので、「The🎀女子」の燈和ちゃんを見ていると、自分も甘えに行きたいのにって思いも溢れてきて、遠慮と甘えたいの狭間で悔しかったようなんです。
我慢していた思いが溢れ出て涙が後から後からこみ上げてしまうので、「ウンウン、いいよいいよ、 我慢してたねー、そうかそうか」って言いながら、「うちにもとっても控え目で遠慮がちだけど甘えん坊の男の子がいる よ」ってお話をしたら、
気が合いそうね。
って(ほんとほんと)。
「でもネオは他の子いらないんだって」って言うと、瑚花ちゃんの中には一人っ子を羨ましく思う気持ちがありました。
でもそんなこと思っちゃいけないんだ。
だけど、本当は自分も注目の的になったり話題の中心になりたいって思 いがありました。
でもそんなこといったら迷惑かけるし、そんなこと言える立場じゃない。
そうやってずっと我慢しているのが溜まっていた瑚花ちゃんなのでした。
体の調子はどう?大丈夫?って聞くと、泣きながら小さく「うん」。
美味しいご飯も食べられるし、きめ細やかにケアしてくれるこのお家にはとても感謝しているの。 でも・・・なにせこの家には猫が多すぎる!
笑い泣き。
そうは言っても、大好きなお兄ちゃん猫さんもいてくれるし、そのおかげで自分もこのお家の子になれたのも分かっていて、楽園だとも思っていて、ご家族には「ありがとう」と言っていました。
初めて病院に連れて来られた時、しばらく来院者の方に里親になれるか声をかけていたT先生。
行き先を探しているところや、先生ご自身のことなどもしっかり観察していたようで、
私先生のお家の子になりたかったの。先生は気さくで明るくてサバサバしているけど、すごく愛情深い。そしてニコニコ笑ってる。このお家に来たから怖くないよ(お外は怖かった)。
その先生=ネエネになんか伝える?って聞いたら、
それこそ三つ指ついてお辞儀するような礼儀正しい姿で、
これからもよろしくお願いします。こんな私をよろしくお願いします。
親「あなたはとってもゴージャスだし美しいしかっこいいよ」
そうでしょ!お姉ちゃん、私が毛繕いしている時、もっと見て見てって思っているの。本当はもっと注目されたいし、できることなら自分だけ懐に入って寝たいくらいなの。
そして親方の膝元にやってきて、恥ずかしそうに小さな声で言いました。
泣いちゃってごめんね。泣いちゃったのが恥ずかしい・・・
上手に甘えられないので一人っ子願望もありつつも、沢山動物家族がいることで、
動物家族が沢山いることで、亡くなっていく先輩たちの見送り体験もしていて、人間家族のことを「愛情深いもんだね」って観察していました。
ご家族が(人間が)こんなにも愛情をもって思ってくれている姿を、 少し離れたところから観察して学んでいる瑚花ちゃんなのでした。
親方が「瑚花ちゃんも愛されてるね、望まれて来たもんね」というと、 エヘヘって照れ笑い😹
お姉ちゃん、ありがとう、いつもありがとう。みんなことお世話してくれてありがとう。ありがとう!!
最後の「ありがとう!」は抱きつくような感じで、本当はそういう風に甘えたい瑚花ちゃんなのでした。
ヒーリング中、瑚花ちゃんの頭にはティアラが!
女の子はどんな子も全てお姫様です👑
T先生より
瑚花泣くほどに我慢してるんですね。゚(゚´Д`゚)゚。
あの子は、本当に控えめで自分から撫でてとは決して云わない。
でも撫でて、こはにゃと何回も呼ぶと小さな声でにゃっといってくれる子です。
燈和しか決して追いかけないので、よっぽど燈和に堪忍袋が切れたときにするんでしょうね。燈和は、負けるのでどうしても瑚花が怒られるハメになっちゃうんです。今朝は、瑚花撫でてたら悲しい気持ちが伝わるのかとても深妙な顔をしてましたね。
私の家の子になりたいと思ってくれたなんて嬉しいです。
我が家は、自由とか特別とかないのが申し訳ないですが、出来る限り瑚花がもっとのびのび暮らせるように、心配りしますね!
ありがとうございました😊
その後も・・・
瑚花 撫でてあげてお話ししたら、のどをゴロゴロしてくれました。
瑚花はおいで〜というと自分からくることも出来るように少しなりました。
前は絶対自分からくることはなかったですね(≧∀≦)
少し顔が柔らかくなった感じです。
ま〜瑚花ちゃんすごいね!えらいね!!
さて、その後の瑚花ちゃんやいかに!?
つづく
*ブコメありがとうございます。全て拝読しております。