翌朝。
チョの具合を尋ねると、ずっと苦しそうに起きていたそうで、飲んだスープも吐いてしまっていたとのこと。
親方が帰った後から、どんどん具合は悪くなって行ってしまったそうで、胸が苦しい😿
厳しい局面が続くものの、夜中に苦しすぎて横にもなれなかった時を思えば、横たわって落ち着いていられると。
洗面所やお風呂場には篭れるものがないので、チョの好きなカゴベッドを側に置いたら?って言ったら早速入っていると。
引き続き祈りの1日の始まり。
お昼頃、排毒用に頼んだマコモが届いて、お水も飲めなかったチョさんがマコモ水をガブガブ飲んだそう。
親方はその日は仕事だったので、それこそ祈るような思いで過ごし、帰る時にスマホを見たらこんなLINEが入っていました。
オシッコしてよれよれしながら長い廊下を歩いて、部屋の手前で疲れてハアハアして、
でもさらに居間まで来て庭をみてくれた。
私がこの綺麗な庭を見せたいと思ってたから。もう引き留めない覚悟が出来て伝えたよ。
いつでも好きなタイミングで逝っていいよって。奇跡の復活してもいいよって。(15:42)
身体が冷たくなってきたよ。(15:49)
今は居間に持ってきたかごベッドに入って静かにしてる (18:18)
シス、つらいね😿
そして親方は、チョさんがまだ生きていてくれたことに感謝しました。
遠くながらも家族の一員である親方のことまでもを、待っていてくれたと感じました。
多分 もうそろそろ。
私が歯を磨きに部屋を出たらかごベッドから這い出してきて横たわってる(19:03)
チョさんはシス命だったので、お風呂に入ればお風呂の前で待ち、トイレに入ればトイレの前で待ち、おしっこをしたいから一緒に二階に来いと叫び、ウンチをしたから取れと呼びつけ、撫でろ撫でろとリクエストしまくり、食事中だろうがなんだろうが庭に出せ出せとエンドレスにお供をさせ、シスが出かければふて寝をし、仕方ないから母で手を打ち、シスが駅に着いたのがわかると(歩いて15分くらいの距離)もう玄関で待っているくらいシスへの分離不安の子だったので・・・
シスが部屋を出たので後追いしたのです😭
けいれんも始まっているとのこと。
ああ逝ってしまう。
そうか、いよいよなんだね。
親方は全力で帰りながら、生きてるうちにシスに伝えることがあるか、チョさんに大急ぎで問いかけました。
しっかり生きて。
ありがとう。
僕の活躍をおぼえておいて。
19:42にシスからLINEが入りました。
逝ってしまった。
立派な最期だった。
その昔、猫は亡くなる前にお家を出ましたね。
姿を隠したがる猫が多い中、チョさんが自分の旅立ちに選んだ場所は、居間のど真ん中でした。
マコモ水をがぶ飲みしたおかげで、洗面所脇の玄関に置いたトイレでおしっこを出しきって、足がもたついて倒れそうになりながら、ハアハア休みながら居間までやってきて、シスが見て欲しかった庭を見てくれて。
父が「散歩から帰ってくるまで待っててね」と声をかけて出かけるやいなや、最後の胆汁を吐いて。
それは心配性で怖がりの父には見せまいとしたチョさんの思いやり。
そして最期は父と母とシスに見守られ、チョさんは静かに、愛しい家族と大好きなおうちのあるこの世と、ふわふわの薄茶トラの肉体に別れを告げたのでした。
見事な引き際で、キング・チョさんらしい大往生だったそうです。
家族を一つにまとめるかすがいとしてのお役目を担っていたチョさん。
旅立つ前に、家族同士の手をつなぎ合わせて、満足顔で見守っている映像が見えました。
チョさんがやってきてからの数々の思い出はまたいずれ書かせていただきますが、それにしてもあの家族の中で果たしてくれたチョさんの役割は測り知れなく、最後の最後まで自分のお役目をしかと成し遂げ旅立って行ったチョさん。
し残したことは、何一つない。
ありがとう。
シスだけでなく、親方もチョさんがいない地球には未だ慣れないけれど、大統領として多くの国民に愛されたチョさんの活躍は、もちろん忘れるはずがないとも!
キーちゃんとの「長いお別れ」はこちら↓
チョ様の大活躍はこちら⇨🐱