前回の続きです。
朝起きてスマホを確認しては、チョさんが生きていてくれているのでホッとし、電車でもチョさんが具合悪いながらも落ち着いているのを確認しつつの旅。
チョさんは洗面所&お風呂場で待っていてくれました。
具合悪い時って、猫ってよくお風呂場とか洗面所にこもりますよね。よほど具合悪いんだねって思いますよね😭
チョさんは悲しいかな、案の定病院に行く前の具合の悪さと注射後の具合の悪さが違うとのことでした😭
チョさんはハアハアと具合悪そうながらも、キーちゃんの時のハアハアダラダラが思い起こされていた親方としては、一番最初が一番成分的にきつい「2週間効く注射」の影響が落ち着いてくれるまで体力や内臓が持てば、もう少し大丈夫かな?と希望的観測を持てなくもない感じでした。
ただ、チョさんのお目目が黒目がちで釣り上がり出してるのでよほどの調子の悪さだと分かるし、腹水もたまっていて高齢なので、チョさんがどこまで頑張ってくれるのか、誰も予測できない状況(まあチョはもともと釣り目がちではあるけど、とシス😹)。
母もシスも親方も、とにかくこのステロイドという強い薬による負担や気持ち悪さがかわいそうで、そこさえ抜けてくれれば、あとは自然のままにという思いでした。
(ステロイドは体力のある時に正しく使えばとても良く働いてくれることもあるので、ステロイド治療批判ではありません。ただ弱った動物の内臓には強すぎるんでしょうね)。
その後、チョさんはシスの部屋に移動。
親方もシスの部屋でシスとご飯を食べたのですが、シスと親方は生まれた時から、いや生まれる前からの双子なので(本当は一歳違い)、会えば(会わなくても)エンドレスにわちゃわちゃペチャクチャするんですけど、チョさんは離れた場所にあるベッドからわざわざ起きて来てくれて、うるさいだろうにシスと親方の側に来て横たわり、ずーっと会話に参加してくれていました😭
そして3人でわちゃわちゃと、泣いたり笑ったり食べたり飲んだり(お酒じゃないよ)、家族としての円陣を長々と組んでいたところ、母がやって来たので母と4人で円座。
「ジー子もチョさんにとって家族なんだよね」って、シスが。泣ける😭
(父警官もいたんですけど、親方に濃厚接触しないように離れていた😹)
チョさんもスープはちょいちょい口にしていたそうですが、何かは食べたくてうろうろしては、食べたいものが見つからないというか、お腹に入らない感じ。
そしてチョさんはやっぱり調子が悪すぎて、階段を1人でとっとこ降りて、お風呂場に休みに行きました(階段もお風呂の蓋にも自分でちゃんと乗れる)。
チョさんは誰かそばにいないと大きな声で呼ぶので、母が付き添っていました。
そういえば、チョさんはいつもよくお返事や相槌をしてくれる子ですが、この日チョさんの声を聞いたのは遠くから呼ぶ時だけで、いつものお返事やおしゃべりは出なかったんですよね。
でもそんなにしんどいっていうのに、チョさんてば、乗っているお風呂の蓋の隙間から、お風呂のお湯がかけないか、湯船をどうしても覗こうとしたり、お水掻きへの情熱は全く失っていませんでした😹
そして、うちには抱っこできない猫しかいないので、いつもチョさんを抱っこさせてもらっていたため、シスが抱っこしていいよって言うので、え〜しんどいから申し訳ないと思いながらも、ごめんけど抱っこもさせてもらっちゃいました。
チョも決して抱っこ好きではないので、いつも付き合ってもらってる感じの抱っこ😹
こんな時にまで、すまねぇすまねぇ。
そして親方がお風呂場でヒーリングしてたら、チョさんがポツンと、
楽しかったんだ。
って言いました。
苦しかったから、口数は少ないけど。
そうだね〜、楽しかったよねえって語りつつ、シスに言うともうお別れみたいで気にするだろうから、その時は言わずにおりました。
検査については、シスとしては、今してもらえたことでチョさんの詳しい病状がわかり、ある意味覚悟も決められて、今検査をしてもらってよかったと言いました。
うん、そうだろうと思う。
ただ、どうしても親方の中では、注射はなくてよかったかなと思えちゃいました。
でも、チョのことを大事に思ってくれている主治医の先生が、最善を尽くしての治療をしてくれたのももちろん重々理解しております。
そして限りなくいい先生だったのも事実。
ただ、キーちゃんの最後にあれだけ気持ち悪い思いをさせてしまった経験から、高齢でかつ治らない病気ならなおのこと、治療は不要だったかなと個人的に思っているだけで、それは今言ったところでどうしようもないし、全てがベストだったとわかってはいるけれど。
気持ち悪さだけは減らしてあげたいと、どの子にに対しても常に思うのでね。
そうこうするうちに、もう帰る時間。
シスが、「また5月の連休にでも会いに来てね」って言いました。
親方も「うん」って言ったけど😿
もしかしたらそこにいた誰もが、その日は来ないとわかっていながらそんな会話をしていたかもしれません。
家族なら誰でもそう思うよね。
まだしばらく元気だから、とか、また復活するから、とか。
「チョッちゃん、また来るね」っていつものご挨拶をし、お名残惜しくて離れがたいながらも、親方は家を後にしました。
その後、チョさんはスープを少し飲んだり、お外に行って長々シッコをしたり(大好きなお外にも行けた🐾)、ちょっと吐こうとしては出せなくて、またお風呂場で休んだりしながら過ごしたようです。
このチョさんの危機に際して、あーちゃんが天使を派遣してくれたのですが🌟、その模様は改めて別立てでお送りしま〜す👼👨❤️💋👨
つづく
お水掻きへの情熱