いつか来るとはわかっていても、覚悟をしていても、いざその時が来ると寂しい、切ない、悲しい、つらいのが人間の常。
この春は、高齢の子の旅立ちが親方の周りでもちらりほらりと。
どんなに一緒にいてもいたりることはないけど、高齢ってだけ覚悟はしやすい側面はあり、高齢まで生きてくれるってことは、それだけで本当に本当に大きな大きなプレゼントですよね。
いぬくんの旅立ちは、ああ、自然界に生きる動物ってこうだよねえって見本のような旅立ちで、ねちゃんの時も願わくばかくありたいと思いました。
チョさんも推定18歳という高齢になり、あの夏の危篤以降も、時々ご飯を食べなくなったりしては復活しつつで暮らしていました。
あの夏↓
推定18と言っても、成年に達して随分経ってからシスの元に居ついた猫なので、本当は20かもしれないわけです。
だんだんと痩せて小さくなってはいたけど、腎臓ケアしながら末長くという方針で、とりあえず元気なうちに会っておきたいと思っても、親方はコロナ以降実家に出入り禁止になっていたため、なかなか会えずにいました。
前回会ったのは危篤復活後の昨年の夏に、コロナ警察の家族がいない間に忍び込んだのが最後でした。
そして・・・。
年度末年度始めの超絶大忙しの中、しこたまま働かされ続けて「ようやく明日がお休みだよ〜」ってヘトヘトと帰って来てスマホを開いたら、シスから連絡が入っていました。
今日食欲回復しないからちょさん病院に連れていったら、1日検査をして夜の七時に迎えに来てって言われたから今迎えに行ってきたんだけど、想定外に悪かった😿
え〜!!
(今までも、レントゲン撮って欲しいって時ですら撮らない方針だった先生が、何故今検査よ、とよぎってしまふ親方)
肺に腫瘍があって心臓を圧迫してた。
やたら心拍がはやいのはそのせいだと。
あと、腹水が出てて、出血もしてるかもしれないと。
なんとびっくりすぎて衝撃😭
シスの心情を思うと、お疲れ晩酌どころじゃなくなり、食欲も落ちる。
会いに行きたいけど、スケジュール的にキツキツの日々で、しかも心臓にきちゃうくらい相当疲労が溜まっていたところだったので、行けるかどうかの体力問題がよぎる親方・・・
チョさんの具合がどの程度なのか測りかねたものの、ただ・・・2週間効くステロイドを打たれたというのが一番気になりました😭
キーちゃんの旅立ちの際注射がきっかけとなってしまった後も、親方の知っているだけでも、最後に注射に耐えられなくて一気に悪化して亡くなった子が、随分とたくさんいたからです。
あまりにも明らかにそういう旅立ちをする子が多いので、親方は旅立ちが近い子への抗生物質やステロイドの注射はやめてもらって〜と繰り返し言ってきましたが、なかなかどうして、いつが最後かわからないってこともあるし、何かしてもらえれば治るんじゃないかと思うのも人間ですし、もちろんお医者様も必死ですし、お医者様にはそこまで弱っているように見えないっていう子も多くて、また人間家族が知らぬ間に治療として打たれてくる子も割といて、結果的に旅立ってしまった例を本当に多く見聞きしました。
(お医者さんの医療ミスではなくて、もう強い治療に耐えられる状態にないということです)。
チョさんも、シスがお迎えに行ったときにはもう打たれた後でした(ただ、その前にシスが、抗生物質とステロイドを一緒に飲む後に具合が悪くなると伝えていたため、ステロイドだけにされていたのがまだ救いではあったものの・・・)。
とにかく今チョさんの状態を目の当たりにしていないため、明日実家に行くかどうかを迷った親方に、相棒の亡き白馬が出てきてくれて、即座に「行け!」と一喝してくれたので、一気に迷い吹っ飛んで、翌日とにかく行くことにしました。
さすがに家族の一大事に、警察の出禁も解けて、チョっちゃんを公式訪問することになったのでした。
2022年4月8日のことでした。
つづく