前回のつづきです。
原点の本はなんだったのかな〜と「一羽のチョウゲンボウよ 本」で検索するもヒットせず。
ワードを変えて探してみると・・・
タイトル見たら一発で思い出しましたね、さすがに!
こんな話だったか〜(全然思い出せない)、でも、なんだか親方は小さい時から変わってないんだねとシスや友達と笑ったけど、文庫を取り寄せて中身を読んでみたら(当時は文庫じゃなかった)・・・
とうすけさんは、不思議な双眼鏡の力を借りて、チョウゲンボウの声が聴こえるようになって、さらには双眼鏡の力を借りなくともチョウゲンボウと会話できるようになったのでした!
これぞアニマルコミュニケーション!!
ますますもって今と変わってないねってシスや友達と笑い泣き😹
さて、
とうすけさんと友情を育んだチョウゲンボウは、訳あって動物公園に引き取られてしまい、狭い小屋の中で暮らすのですが、とうすけさんは家族の元に戻してあげようとします。
だけど、もう風切り羽を切られてしまったチョウゲンボウは逃げようとせず、もし自分が逃げたらまた他のチョウゲンボウが捕まってしまうからと、家族や仲間の幸せを願い、ただとうすけさんが吹いてくれる笛の音を楽しみに、それだけに幸せを感じて生きるんです😭
そんなチョウゲンボウさん、とうすけさんとの会話の中で、こんなことを話します。
人間がもっと優しいとどんなにいいかしら。
人間がもっと優しかったら、鳥やけものたちは安心して人間たちに近づいていけるんです。
そうすれば、人間は、わたしたちをこんなところに閉じ込めなくても、自然に友達になって、なんでも分かり合えるのに。
人間と他の生き物たちがいい友達になれば、誰も彼もみんな楽しく暮らせるのにね。
そりゃあ生きるためには、人間も生き物たちもそれぞれ何かを傷つけて食べなきゃならない、それは自然の法則です。
だけど、人間だけがその自然の法則に外れた無駄なことをします。
無駄な殺しをしたり、美しい自然を壊したり。
人間は賢いのに、どうして賢いことをしないのかな。
残念ながら、人間はあんまり賢くないんだよね😭
チョウゲンボウは結局衰弱して死んじゃうんですけど、遠くの世界に旅立つ前に男の子の姿になって、とうすけさんとおばあさんに会いに来てくれるんです(救われる😭)。
そして最後にとうすけさんはこう思います。
人も、鳥も、けものも、心から愛しあえる世界にしたいな。
そんな、新しい世界を作ろう。それはぼくたちの仕事なんだ。
親方が録音した前書きも、読み返せば記憶が蘇って懐かしい、そして胸が、胸がしめつけられるぅ。
小僧時代の親方も、泣きながらとうすけさんと同じように心に誓ったはずなのに、なかなかそんな世界を作るのは難しい。
ただできるのは、自然を愛し、その自然が、そこに住む生き物たちが、人間たちの負の蓄積の巻き添えを食う世界でありませんようにと祈ることだけ。
そして校庭に珍しくやって来たコゲラの可愛らしい姿を子どもに教えたり、ハヤブサや愛する魚たちの生態を教えたり、リクエストの猫の塗り絵を描いたりしながら、ゲーム漬けの子どもたちもまた自然の生き物を愛するようになることを願うのみ。
愛したら、守りたくなるもんね。
とうすけさんとチョウゲンボウの友情は、小僧親方の憧れだったんだね。全くもって今でも同じだ😹、よくわかるわ。
超超警戒心の強い猛禽たちは、人間の姿で近づくことが結構難しい。
えーあなた方、敵がほぼいないのになんで?って最初は驚いたくらい警戒心が強い。
人類に追われた歴史がDNAに深く植えつけられているんですね。
お姿を撮らせていただくときは、親方は無害ですよ、ちょっとお姿を撮らせていただきたいだけなんですよ、できれば仲良くなって友情を育みたいんですよ、ちょっとごめんなさいねという気持ちで、一歩ずつ近づいて距離を測る。
可愛すぎることに、お相手も測っている。
その場所で獲物を探してるってのに、ほんと迷惑だよね、ごめんよ、でもたまにしか来ないのでお許し願いますよ(๑˃̵ᴗ˂̵)
こんな風に自然と戯れていると、当然自然猫たちにも出会うわけで。
一度は本気出してないハヤブサが小鳥の群れを散らした後、取り繕うように下にいた白ネコに標的を変えて突進、「やっぱ無理」って踵を返すところも目撃しました😹
可愛すぎてツボ。
この日は痛恨のフード忘れ😭😭😭
うちの猫、こんな風に猛ダッシュで駆け寄ってくれることありません😭
連れて帰れないけど、彼らの健康と幸せをひたすら祈るばかりですよ。