Love of Cats 猫たちからのギフト

猫の難病、闘病、健康、フード、自然のサプリなどのアニマルケア、時々お馬&磯の魚たち

オールド・シェップは逝ってしまった、良い犬が行くところへ

先日、あーちゃんのブログを見て、安楽死のことに想いを寄せました。

iwatsuasaka.blog.fc2.com

 

安楽死は欧米では結構当たり前で、我が犬や猫たちの命がもう助からないとわかった時に、お別れの手段として用いられることが多いんですよね。

ただ日本では文化的に一般的ではないので(お馬関係者以外)、お医者さんに安楽死を勧められても、とてもじゃないけど無理と思う方がほとんどではないでせうか。

親方もキーちゃんの時に、餓死と窒息は飼い主さんが見ているのが辛すぎて耐えられないので、いずれ安楽死を検討してもらうことになると言われました。

とてもじゃないけど無理!ありえない!考えるのすら無理!ってその時は反応しましたが、キーちゃんが壮絶な状態になった時に、苦しんでいるのを見ているのも苦しすぎて、その選択はキーちゃんのためになるのでないかとよぎってしまいました。

しかし、キーちゃんはその後見事な復活を遂げるのであります。

その時に、一瞬でもそんなこと考えるなんて、親方のバカバカバカちん😭って頭をかち割りました。

猫のことは猫に任せることを、親方はキーちゃんから学びました。

 

しかし、頭をかち割らないまでも、苦しい闘病を目の当たりにしている人間さんたちの中には、同じ想いをされた方もいるかもしれません。

安楽死も過酷な治療も、本ニャンたちというより人間のためなんですよね。

なので親方は、安楽死を迷われている方からご相談があった時にはこのようにお伝えしています。

どのような選択もその子は受け入れてくれる、でもその選択が、自分が見ているのが辛いからという理由が少しでもないかどうか、もう一度心を点検してみてください。

もし少しでもその思いがあるとしたら、果てしない後悔をするかもしれません。と。

そのくらいよーく考えて結論を出されたらいいと思います。

どういう結果になろうとも、彼らは静かに受け入れてくれちゃうんですもの。

ただ、もし安楽死という選択をする場合、事前にちゃんと説明をしてあげることを、欧米のコミュニケーターさんたちは説きます。

今度目覚めたら、もう肉体としては会えないことを、ちゃんと説明してしっかりお別れをしてあげることが大事だそうです。

 

ああ辛い。

そんなこと、やっぱし親方にはでけない。

だって逝くときは逝くんだもの。

自然のままに。それが親方の信条。

だけど、その選択をすること自体は、その状況を迎えた人間さんとその子チームの完全なる自由だと思います。

生死は神様の領域だけど、それを選択するしかなかったチームのことを、他人がどうこう言えない、って意味での「自由」ね。

そういう選択をすることもまた学び。

長い魂の歴史から見たら、針で指先を突いた程度のことだと思います。

ただ、そういう選択をせざるを得ないくらい過酷な体験をしてしまった全てのチームが、癒されますようにと願います。

 

親方の愛しすぎてやまなすぎるエルヴィスが、小学生の時毎朝学校の講堂で歌ってはみんなの涙を誘った愛唱歌、「オールド・シェップ」にも、アメリカの安楽死文化が現れています。

エルヴィスはスターになってからも「オールド・シェップ」をリリースしたくらい、この歌を愛してました。

小さい頃から一緒に野山を駆け巡って育った犬のシェップと少年。

愛し合い助け合いながら生きて来たけど、月日は流れ、ある時もう年を取って歩けもしない目も見えないシェップに、獣医さんが「もうできることは何もない」と宣告する。

少年は震える手でシェップを狙うんだけど撃てなかった。

でも僕にはできなかった 逃げ出したかった 
誰か、代わりに僕を撃って

彼はそばにきて 僕を見上げた 
そして老いた頭を僕の膝の上にのせた

僕は人生で最良の友を あやうく撃ってしまうところだった
涙が出てきて、何も見えなくなった

オールド・シェップは逝ってしまった 良い犬たちが行く所へ
もうシェップと一緒に遊ぶこともできない
でも、もし犬にも天国があるのなら これだけは言える
シェップはそこで楽しく暮らしていると

 

余談ですが、エルヴィスは、元々のI went to his sideという歌詞をHe came to my sideと歌い続けました。

これはエルヴィスのライフワークでもあるゴスペルソングとしても歌えるように、救い主(イエス様)に重ねているという解釈がありますけど、きっとそうでしょう。

キング・オブ・ロックンロールといわれたエルヴィスは、キングと呼ばれると「キングはただ一人しかいないよ」と天上を指差したというお方なのです。

エルヴィスについて語り出すと長くなるので、またにします(またがあるんかーい)。

 

つまりこのくらい、死の宣告を受けたら安楽死、という構図は、アメリカ社会では昔から当たり前だったんですよね(話戻した)。

 

どんな選択をしても、愛は変わらない。

後悔しない選択をすれば、それでいいのさ。

良い犬たち、良い猫たちが行くところで、また会おう。

(それには親方が良い人間の行くところへ行かないとならぬわけ・・・(^_^;))。

 

f:id:chakibineo0316:20210905123916p:plain

僕はオールド・ネップになるまで一緒にいてあげます

 

loveofcats.hatenablog.com

 

loveofcats.hatenablog.com

 

 

loveofcats.hatenablog.com

 

loveofcats.hatenablog.com