かなり調子の悪いことが続いたり、命には関わらないけど治るかわからない病気や、なかなかよくならない怪我なんぞに見舞われると、どうしたって辛いから、一日も早い快方を目指してなんとか必死になってあれこれあれこれ試してみたり、「あーちょっと良くなったかと思ったらまた調子悪くなっちゃった〜」と繰り返す症状にほとほとうんざりしてすぐ嘆いたり、先の見えない状態に焦ったりしますよね。
でも、ほんのわずかでも変化が起きることが大事で、「例えば1%でいいんです」と自然療法のお師匠はおっしゃいました。
1%よくなれば100日経てば治っちゃいますからね。
なんて心地いい言葉でせうか〜。
もちろん実際は、1%良くなっても3%戻っちゃうこともありますし、0.1%ずつしか良くならないこともあるでしょうし、昨日1%良くなっても次の1週間は変化が0のこともあるかもしれません。
それでも、体に変化が起きるということこそが大事なんですよね。
自分ならまだしも、愛する動物たちの具合が悪い時は、早く良くならないかな、今日の様子はどうだろう、少しでも良くなっているかなと、息を呑むように状態の改善を願うものです。
でも一気に良くならなくても、ほんの少しでも変化が見られたら、その積み重ねの先にある状態を焦らず待ってあげる穏やかな心持ちも大事。
彼らと我々は一心同体なので、良くも悪くも気持ちの波はすぐ伝わりますもの(デレデレ)。
生きとし生けるものは、生まれた瞬間から肉体の死へと向かっていくものなので、いつかは必ずこの生は終わります。
不治の病の場合、治る見込みがない病気の場合、高齢で徐々に老いていく場合などは、よくない方への変化ができる限り小さいように、穏やかであるように、変化しないようにと祈りますよね。
極めて当たり前の感情ですけど、よ〜く考えると、人間の心って勝手なものですわねぇ。
どんな変化も、小さくても大きくても、ただ淡々と受け入れるってことが悟りへの道(?)なのかもしれません。
ま、親方は人間が小さいので、絶対元気になってやるわ!(できればなる早で)って心に決めて進みますけどね😹