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最強の推し本!「幸せに生きるためのカウンセリングの知恵: 親子の苦しみ、家族の癒し」

敬愛する藤田博康先生の最新刊がとってもとっても素晴らしいですので、皆様にもご紹介させていただきま〜す。

臨床心理士・家族心理士・公認心理師であり、大学教授でいらっしゃる藤田先生が、せっかくこの世に生まれてきたのに生きづらさを抱えて生きている方々に向けて、一人でも多くの方が幸せを感じて生きられるようにと書かれた書籍です。

長年心理援助に携わって来られた経験や学びから得られた知識や知恵や勘どころなどを、皆さんが幸せに生きるためのヒントにできるようにと、惜しみなく注がれていらっしゃる渾身の一冊であります。

 

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幸せに生きるためのカウンセリングの知恵: 親子の苦しみ、家族の癒し | 博康, 藤田 |本 | 通販 | Amazon

 

目次はこのようになっております(金子書房さんサイトより)。

第Ⅰ部 家族の苦しみと悲しみからの回復
 第1章 困難を抱える子どもと家族 
 第2章 親の不和や離婚が子どもたちにどんな影響を及ぼすか 
     ~子どもたちの苦しみと希望

第Ⅱ部 さまざまな親子の姿 ~学校での心理支援の現場から
 第3章 自分をさいなんでしまう子どもたち
 第4章 子どもたちが本来のありようを回復できるところ

第Ⅲ部 親子がともに幸せに生きるためのヒント
 第5章 幸せに生きるためのヒント ~心理カウンセラーとしての経験から
 第6章 子どもたちを幸せに育てるには

第Ⅳ部 幸せになるためのカウンセリングの知恵
    ~あなたの苦しみが癒される方法が必ずある
 第7章 潜在意識の働きを知り、過去と今の苦しみとの関係を理解する
     ~精神分析的な考え方を参考に
 第8章 あるがままの自分を生きていくことで人は幸せになれる 
     ~人間中心療法の考え方を参考に
 第9章 「行動」や「ものごとの受け止め方」を変えてみれば幸せに近づける
     ~認知行動療法の考え方を参考に
 第10章 「今この瞬間」にこそ癒しと幸せがある 
     ~マインドフルネス瞑想とスピリチュアリティ

 

この書籍は一般の方に向けて書かれたそうですが、対人援助をお仕事にされている方や専門家の皆様にも、是非是非お手に取っていただきたい内容になっています。

もちろん、親子関係や家族関係に悩んでいらっしゃる方、傷ついたことのある方、生きにくさを感じている方、子育て中の親御さん、そして全ての子(かつて子だったことのある大人の皆さまも含め)、え?ってことは?・・・そう、全ての方にお勧めさせていただきたい書籍なんでありますヨ💘

 

紡がれる言葉の一つ一つに、相手の方の背景や人生、生き方への温かい眼差しが込められていて、その一行一行が、読者一人一人の心に寄り添い、救いや力となってくれることでしょう。

もちろん不特定多数に向けて書かれているのですが、読まれる方にとっては、お側近くに藤田先生がいてくださるようなサポートを感じられると思いますし、それによって、カウンセリングにわざわざ出向かなくても、自身を肯定できるようになったり、生きる力が湧いて来られる方も多いのではないかと思いました。

どのカウンセリングを受けようかなって迷っている方にもいいと思います(代表的な心理療法についての考え方と、それらがどういったタイプの方の悩みに役に立ちやすいかなども書かれていますので)。

 

少しだけ中身をご紹介しますと・・・

第Ⅰ部の最後には、実際に親の離婚で傷ついた体験をした方から、今親の離婚で悩んでいる方へ向けたメッセージが載っています。

例えば・・・

「いくら悩んでも自分では変えられないことがある。私はすごく苦しくなったら、悩んでも悩まなくても一緒って自分に言い聞かせて、考えないようにした。」

「自分で自分のことを可哀想とか思っちゃったら、被害者意識も出てくるし、本当に不幸になっちゃう。『たとえ親が離婚しても大丈夫、あなたは幸せになれる』って自分の可能性を信じてくれる人がいい。」

「いつまでの自分の不幸を家族とか親のせいにしていたって、幸せにはなれないんだよ。幸せは人との比較じゃない、結局自分がどう思うかなんだ。」

などなど。

これって、他ならぬ経験者が言う言葉だからこそ、今悩んでいる人の心に響く言葉だと思いますし、離婚に限らず、今傷ついている人、かつての傷をずっと抱えている人にも力になる言葉だと思います。

 

この、離婚で傷ついた方へのまなざしといい、第II部で語られるスクールカウンセラーとしてのエピソードといい、藤田先生の子供達への視線の温かさには感銘を受けます。

具体的なエピソード、面白いですよ〜。

スパイ大作戦とか、もう最高!

ほっこりですし泣き笑いです。

お子さんでお悩みのお母さんは、あー藤田先生のところに行きたいな〜ってみなさん思うと思いました、お世辞抜きで。

 

藤田先生は、親方が困難にある時、面倒に巻き込まれている時、プッと吹き出さずにはいられないようなお言葉をあえて使って和ませて下さったり、どんなにお忙しくても温かく寄り添ったお言葉をかけてくださるなど、いつも心頼みにさせていただいちゃっています(๑˃̵ᴗ˂̵)

なので、子供達との関わられ方も眼に浮かぶようです。

 

また、この書籍の画期的なところは、一般にスピリチュアリティと呼ばれる次元の癒しや幸せにも言及されていることだと思います。

人間って(っていうか生き物って)そもそも肉体に魂が宿って生きているものなので、スピリチュアリティってごく自然で当たり前のことなんですけど、スピっていうと現代ではアヤシイイメージついちゃっている場合もありますし(実際そういうのもあるでしょうし)、そんなこんなで抵抗ある方も、こちらを読まれたらすんなり受け入れられるかもしれません。

そもそもヨガだってマインドフルネスだって、もはや社会やビジネス業界に(ハリウッドセレブにも笑)ド定着しているスピリチュアリティですもんね。

まあそういうことです(どういうこと?笑)。

親方も藤田先生とは気功トークや波動(エネルギー)のお話など、「どこのお蕎麦が美味しいか」「明日の講座は何時から?」なんて内容と変わらない日常会話の一部として、ごくごく当たり前にさせていただいております。

 

落ちている「気」を確実に上げられる、日常で簡単にできる心がけも例として載っていますよ〜。

「笑顔を作り、笑顔を心がけるようにする」

「ワクワクすることや面白いと思うことを躊躇なくやってみる」

「嫌なことや苦しいことが起こったら、自分の魂を磨き、本当の自分に出会え、幸せになれるチャンスと捉える」・・・などなど、たくさん書かれていますよ!

本来は、幸せになるってきっととてつもなく簡単なことなのに、自分たちで面倒くさくしているだけかもしれませんね!

 

長くなりましたが、最後に。

先生があとがきに代えて書かれたメッセージ、私はうっかり電車で読んで失敗しました。

ムネアツムネアツ。

皆さんも気をつけてくださいね。

車内で鼻水すする羽目になると、周囲の乗客に睨まれちゃうご時世ですからね😅

 

もし今が少し苦しくても、この書籍に出会って、今日よりは明日、今年よりは来年、今よりもっと少しでも幸せに近づかれますようにと願ってやみません。

 

もう年の暮れのようなブログですね。

ではよいお年を(いやまだ書きますけど)。

 

 

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僕は常に幸せなので、幸せマスターの僕が幸せの極意を書き下ろすとしたら、

第1章「幸せに欠かせない生魚」

第2章「幸せに欠かせないおじいちゃんの足(時々手)」

第3章「幸せに欠かせないファンヒーター」