Love of Cats 猫たちからのギフト

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人はみんな自分のメガネでモノを見る 〜みんな恋をしてみる!?

誰それがこう言ってたとか、そういうのって、「その人にとってはそう見えている」とか、「その人にとってはそう聞こえた」とか、「その人にとっての事実」だと思いながら聞いていると、客観的俯瞰的に事実を捉えられるんですけど、感情的になっていたり、あるいは自分はそう思って聞いていても、相手はそう思って話したり聞いたりしていなかったりすると、なんだか話がおかしな方向に行ったり、ごちゃごちゃが起きたりすることがありますよね。

 

相手に伝えるときも、「私はこう感じた」とか、「私から見るとこうだった」とか 私は を入れると、親切な文章になります(相手がその通り聞いてくれるとは限りませんけど)。

 

ただ、その人にとってそう聞こえたことも、実際誰から見ても現実ってこともたくさんあって、100人中89人が「あの人ってこういうとこあるよね」って言った場合、残り11人の前ではそういう姿を出さないとしても、やっぱりあの人ってこういうとこある人なんでしょうねってことも大いにあるかとは思います。

誰かがそう言ったからって実際そうとも限らないけど、自分に見えないからって事実じゃないとも限らない。

そんな感じでどこかで起きた何かを受け止めてると、周りに振り回されずに済むかもしれません。

決めつけない、思い込まない、難しいけどこれ大事なんですよね(^◇^;)

 

家族療法とか関係療法の世界では、何か問題が起きた時には悪者探しはせずに「関係性のところで起きている」と捉えます。

「夫が悪いんです」とか「夫ってこうなんです」と妻が言っていたとしても、夫も会社ではすごくいい上司かもしれないし、友達の間では頼もしいリーダー的存在かもしれない。

ただ妻との関係においては、妻にとってのそういう好もしくない面が出たりする。

その妻とて、もしかしたら別の性格の別の妻なら、夫のそういう面は出なかったりするかもしれないし、同じことでも、別人格の別妻なら嫌だとは思わないかもしれないわけです。

関係性の問題ね。

 

あとはこっちの問題で、別の相手でも同じような人にしてしまうってこともあります(面倒見がいい人は、誰でも彼でも相手の依存性を高めてしまうとか)。

あるいは同じような人を結局求めてしまうようなこともありますね(暴力を振るうお父さんが嫌なはずだったのに、なぜか暴力を振るう彼を好きになってしまったとか)。

そういう時は、起きていることが「相手変わって主(ぬし)変わらず」かどうかを確認してみるのも一つの手です。

同じようなことが自分には起きるけど、全部周りのせい、相手のせいと思っていると、多分一生同じようなことが起きますわ。

なぜなら、主の傾向が変わらないから。

これも言ってみれば関係性の問題。

 

人との間で起きるいざこざっていろんな要素があって、もともと関係維持能力が高い人もいますし、気分のムラが激しかったり好き嫌いが激しかったりで、関係維持能力が高くない人もいます。

だからどうしても関係維持能力が高くない人の場合、何かが起きる確率も高くはなります。

 

関係維持能力が普通でも、相手の思い込みor自分の思い込みで見える景色が違ってきて、齟齬が生まれることもありますね。

これ、最初に書いたことと通ずるんですけど、結局はみんなそれぞれ違うメガネをかけているってことなんですよね。

例えば甲さんはAさんを好きなんだけど、ただ「この人ってこういうことあるよね〜」って言ったとする。

でもAさんのことを嫌いな乙さんが聞くと、この人もAさんを嫌いなんだなって思い込みで聞いてしまい、それを丙さんにいうと、丙さんは「甲さんってAさんを嫌いなんだな」って事実が変わっていく。

あるいは、相手は何の気なしに言った言葉を、自分の中の思い込みフィルター(レンズ)を通して聞いて(見て)しまい、「こう思っているに違いない」と決めつけて一人で怒ってみたり。

思い込まれた相手はお気の毒でいい迷惑😹

でもこういうことって、日常で非常にしばしば起きていると思います。

 

相手の言葉をどう受け止められるかは、まさに自分の心の持ちよう次第で、怒りの最中に聞くのと、呆れかえってもうどうでもいいって思って聞くのとではまた違うし、大好きで大好きなのに振られた相手から言われるのと、大恋愛中に言われるのとでは、同じ言葉でも大いに違いって聞こえるでしょう。

 

心って自分のメガネと直結しているから、できるだけ心はフラットでいたいけど、そんな悟りの開けた人間ってあまりいないし、実際喜怒哀楽があってこそチャーミングな人柄だったりするので、何が良いかはその人の価値観次第ですけど、コミュニケーションの専門家と世間では思われている集団の中で起きる人間模様の渦中にいると、そんなあれこれを改めて思い、心を点検し、他山の石としながら眺めているこの数カ月であります。

 

悲しい気持ちで眺めた夕焼けは切なく見えるかもしれないけど、めっちゃハッピーで眺めた夕焼けは最高に綺麗に見えたりします。

ん?

要は、恋をすると世界がバラ色ってことと同じじゃないの!

恋をすると人はバラ色メガネをかけちゃうんでしょう(多分)。

ってことは、みんな恋をしたら誰に対しても優しくなって、世の中平和になるかもね。

そうかそうか、では77億総恋をしちゃってみたらどうかしら🌍

ただし。

恋をするならケモジャの天使が最適ですな。

 

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僕は毛深い天使です

 

 

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僕を見るおじいちゃんのメガネは愛で曇ってますが、僕のメガネは冷静でクリアです