話を少し遡って・・・
退院の具体的な日程が決定する前に、先生からもう一度お話しがありました。
治療でできることとしたら、お口を塞ぐ手術と並行して鼻の軟骨をできるだけ削る手術があると。
よく覚えていませんので専門的なことをとっぱらってざっくり言うと、要はキーちゃんの場合、ポリープの発生源が鼻甲介そのものなので、根がどうのっていうよりもその大元である鼻甲介のある軟骨そのものを、お鼻を開いて削っってしまうって話だったかと。
ただ、今のキーちゃんはかなりの栄養失調で貧血もあることから、胃ろうで体力をつけてから手術をするというものでした。
でも、もう親方はこれ以上の手術はしないと決めていたので、その旨を改めて告げました。
そしてもう胃ろうも安定したし、では明日退院しましょう、ってことになったのです。
「もう一晩寝ればお迎え」っていうそんなタイミングでの先生からの延期メール、胆を冷やすとはこのことです。
キーちゃんは退院前夜の夕食後、かなり具合が悪くなりよだれが止まらなくなってしまったとの報。
自宅に戻ってからの胃ろう管理を楽にするため、一日2回での食事を試していて、一度にa/d缶2/3を投与されたと。
キーちゃんは一度に食べる食事量は少ないので、それは相当多いですし、肉肉しい缶詰はそんなに得意でないので、確かにそのせいもあったかもしれません。
Y主治医に退院延期のお知らせをすると、一度にその量はちょっと多すぎるからそのせいかもと言われましたけど、でもどうもそればかりでない、身に覚えのある症状・・・・
ま、まさかそれはもしや・・・
そうです、お薬が合わない時の症状です(涙)
案の定、先生は自宅管理がしやすいようにネブライザーのお薬を変えてみたそうです。
あちゃー、ネウライザーからの摂取分だけですらそんなんなっちゃうのね、キーちゃんや・・・
先生にお薬が合わないだけなら数時間経てば落ち着くはず、とお伝え。
その後何時間かして、体調が落ち着いてきた連絡をいただき、とりあえず少しほっとしながらも、ドキドキしながら床についたのでした。
翌朝、もともと退院予定でお仕事を休ませてもらうことになっていたので、そのまま会いに行くと、キーちゃんはちょっとやつれ気味なれどいつも通り落ち着いていまして、本当にほっとしました。
気持ち悪かったね〜、がんばったね〜(涙)
このまままた先生は数日様子見に入ろうとされていらしたのですが、もうそんなに待てないので「明日退院させてください」と直談判。
晴れて翌日の退院が決まりました。
心配してくれていた職場のお姉さまにも写メを送ると、「なんだ〜甘えっ子してるじゃないの〜、安心したわ〜」と。
皆様あってのキーちゃんとの闘病生活なのです。
このようにキーちゃんの日々を綴っていると、細かいこともつぶさに思い出されてきます。
写真に写っているドピンクのバスタオルと緑の薄いクッションはキーちゃんの私物ですが、先生から「きびちゃんは必ずいつもここに乗っているんですよ」って言われたのを思い出しました。
キーちゃんは胸に大きな骨腫があるせいか、いつも胸を高くして寄りかかるのが好きでした。鼻も胸も呼吸が苦しかったんでしょうね。
なのでこのバスタオルを斜めに高さを出して置いてくださいって言ってあったんです。
ま、普通に置いてありましたけどね・笑
親方のかほりつきだもんね、そりゃいつも乗っちゃうよね。
愛しのキーちゃんや!
緑のクッションはキーちゃんと一緒に荼毘に付したので、今は手元にありません。
あーそれから、これも急に蘇ったんですけど、最初の入院の時は、きーちゃん個室の中のトイレを住処としていました。
もちろんした後には入りませんけど、綺麗な時は四角い箱にシート敷いてあるとベッドみたいで安心だもんね。
こんな頃ね↓
さあ、明日はいよいよキーちゃん奪回作戦なのだ!
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