親方はキーちゃんに会えない二日間、寝ながらキーちゃんって呼んだ自分の声で目覚めたこともありましたし(照)、台風も来たので病院が停電していないかとか、こんなゴーゴーした音をキーちゃんは遠くの病院で一人で聞いているのが寂しくないかとか、いろんなことを心配しながら過ごしました。
キーちゃんが帰ってきた時用に新しいトイレも買いましたし、きのこハウス第2号も買いました。退院祝いがトイレってね(笑)
ま、トイレに問題のあった子なんでね↓
きのこ2号↓
ようやくキーちゃんに会いにいく日が来ました。この日も本当は休診日でしたけど、間が空きすぎるので行かせていただけたのです。
駅から病院は徒歩で20分くらいですが、そこへ向かう間も、待合で待っている間も、先生が呼びにこられて階段を上がる間も、何か異変が起きていないかって、キーちゃんの姿を見るまではいっつも不安がつきまとっていました(これは入院中ずっとです)。
ところでね、この病院、なんと一人一個室頂けるんです。
酸素室とそうでない入院室が合わせて4つあるお部屋まるごと一部屋がキーちゃんのための個室でした。
だから面会も気楽ですし、私物も持ち込めるんですよ♪
はじめての面会時、キーちゃんはネブライザーが終わった直後でした。
もうもうとした湯気の漏れているバスタオルの目隠しを外すと、じゃじゃーん、サプラーイズ!親方がいました!
でもキーちゃんは奥にうずくまってぐったりしていて、最初親方を見ても無反応でした・・・あ、あれ?
まるで別猫のような厭世的な目をしてうずくまっていたんですよ。
そこで「キ、キーちゃん、キーちゃん、爺ちゃんだよ」って呼ぶと、ハッと我に返り、「爺っ、爺っ、爺ちゃーん」って前に飛び出てきました。
手術後も会えずに帰っちゃったし(キーちゃんは寝ていたので会えていることを知りません)、何しろ2日間も親方が来なかったんです(来ちゃいけなかったんですよ)。
具合悪いのに親方がいなくって、見捨てられたように思えていたのかも(涙)
なので会えた喜びで狂喜。でもまだまだお鼻も腫れてるし痛いし血みどろだし、具合悪いのであまりはりきったらいけないのです。
でも必死に「連れて帰って〜」って鳴いてましたね。まだ帰れんのよ。
「思ったより元気があって安心しました」って言うと、先生に「いやいや・・・実はダメかなと思ったんです」と言われました!
うわあぉ(涙)
きっとあの『緊急レーザー』の後のようにすっごく大変だったんでしょう。瀕死の8月を過ごした親方には目に浮かびます。
でもレーザーの時よりは点滴もしてもらってましたし、酸素室にいましたので多少はましだったかもしれませんけどね。といってもレーザーの時よりも後鼻腔まで広範囲に焼いているのでそれ以上かな・・・
そんな時に親方に会えないで、生きる気力も出なかったよね(涙)
ほんっとうによく頑張ってくれました。
しばしの再会を喜びあうも、これから仕事に行かないとなりませんので、この日は本当に顔を見るだけの「面会」という感じで帰ることになりました。
キーちゃんは「行かないで〜」って鳴いてました。こっちが泣けるわ。
明日はお休みだから、もっと長くいるからね〜。