Love of Cats 猫たちからのギフト

猫の難病、闘病、健康、フード、自然のサプリなどのアニマルケア、時々お馬&磯の魚たち

ご帰還写真集

キーちゃんはご帰還後、まずお刺身を食べました。

退院祝いに買っておいたスズキさんです。

 

あ、スズキさんてどんな魚かご存知でしょうか。高級魚として出回っていますね。シーバスとも呼ばれます。

30〜40センチ未満の子はセイゴ、60センチ未満の子はフッコ、そして60センチを越えて初めてようやくスズキさんと呼ばれます。80センチ以上はランカーと呼ばれ、10年以上生きていて誇り高いです。ランカースズキとは言いませず、ランカーシーバスと言いますね。豪快で力強いお魚ちゃんです。

魚を捕食するフィッシュイーターで、鋭い歯やヒレを持ち、非常に頭がいいです。

泳ぐ姿はとっても格好がいいです。

海水と淡水が混ざる汽水域でも暮らせますので、場所によって、あるいは居つき(あまり泳ぎ回らない)のスズキさんは泥臭かったりしますが、綺麗な海を泳ぎ回っている鮮度のいいスズキさんは素晴らしく美味です。スーパーのスズキさんは泥臭いかどうかが賭けです。

↓こちらの月光仮面グレイ👽が地球に遊びに来て釣ったスズキさんは、ご家庭のまな板に乗るには上限といったサイズでしょうね。

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ま、非常に骨が硬いので、普通の出刃ではさばけないかも。

スズキさん、いかにもフィッシュイーター丸出しのどう猛なお顔で怒っていらっしゃいますが、お命への感謝と共に、グレイ家のタンパク質と血液と活力になっていただいたことでしょう(あれ?グレイは血液通ってないっけ?👽)

 

あーお魚ちゃんへの愛が溢れ出てしまいましたが、とにかくそのスズキさんを、キーちゃんはなんとフツーの猫みたいにガツガツ平らげてくれましたよ。

そんな姿を見るのは何ヶ月ぶり?

ガツガツですよ、ガツガツ(涙)

親方はこの第1食目の時に、「この一瞬の為だけでもいい」と本気で思いました。

今後何がどう待ち受けているかわかりませんが、この一瞬の為だけでも手術した甲斐があったと心の底から思ったんです。

信じられなくらいありがたい瞬間でした。

良性なので、息さえできたらこんなにも普通に生きられるんです。

 

結局、昼過ぎから夜までに6食食べましたよ!

もちろん急にお腹に入るので、兵糧攻め後のお腹破裂する兵士になってはいけませんので、一度の量は控えめですが、それでも今までの「少し」とは比べものになりません。

キーちゃんの体がどれほどまでに飢えていたかよくわかりました。

5キロあった体重が、手術前が3.6キロ。病院でも食べなかったので、退院時は3.4だったか3.3だったかな。

6回も食べたことをS専門医に報告したら、すごく喜んでくれました(病院では余り食べずに先生を心配させたもんで)。

 

前回は写真を載せなかったので、今日はおうちに帰った時の写真ばっかり載せます。

まだ大手術、大移動でお疲れの姿ですが、帰宅の喜びがキーちゃんからも伝わってきます。

親バカならぬ親方バカもいいところー(笑)

 

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爺の足と再会~

 

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さすがに疲れたね

 

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休んでたら・・・

 

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爺が足をくれたよ

 

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早速ベランダも出たよ

 

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草だってまたお馬のごとくむさぼれちゃうんだ

 

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ベランダは隅っこまで僕のもんさ

 

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海外ドラマだって見ちゃうよ

 

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僕、息ができるんだい~

 

キーちゃんと闘病して、改めて「息ができる」ことも「お口から食べられる」ことも、決して「当たり前」のことじゃないんだって、幾度も幾度も繰り返し気付かされ、思い知らされました。

息ができ、口から食べられる。それだけでなんてラッキーなんだろって、いつも思いました。

呼吸器つけて生きていらっしゃる方もいますし、胃ろうじゃないと生きられない小さなお子さんもいらっしゃいますものね。

あー自分はなんて恵まれているんだろって、綺麗事でなく繰り返し感謝すると共に、キーちゃんがこんな困難で苦しい病気じゃなきゃよかったのに・・・キーちゃんじゃなくて良かったのにって、そりゃもう百万遍も切実に思いましたです。