Love of Cats 猫たちからのギフト

猫の難病、闘病、健康、フード、自然のサプリなどのアニマルケア、時々お馬&磯の魚たち

逆くしゃみにびっくり。退院するよ♪ ネブライザーも始めるよ♪

手術したのが月曜日。火曜の朝に会い、水曜はお休み。

待ちに待った木曜の朝に会いに行きました。

キーちゃんは、親方が会いに行ったらもう大興奮!

病院の人からはご飯をほとんど食べないと聞いていたので心配しましたが、親方からはもちろん食べようとします。でももう食べるどころではなく、再会の喜びで大興奮(か、かわええ)。

キーちゃんが食べられそうなチュールとかジュレとか(当時はこういうおやつ系が今ほど充実していませんでした)持って行ったのですが、キーちゃんはまだ上顎の傷がふさがっていないので、汁気のないトゥルンとした噛まずに飲み込めるものが望ましいと言われ、隣のスーパーまでお刺身を買いに行きました。

でもね、キーちゃんがご飯を食べようとしたり、親方に甘えようとして張り切ると、

「ブッヒョン、ブッヒョン、ゼッコン、ゼッコン」

びっくるするような聞いたことない咳き込みのような激しい発作を起こすんです。

な、な、なんですか、これ?

たまげるー。ビビるー。

はい、それが「逆くしゃみ」でしたー。

 

犬ちゃんでは結構あるようですね。親方はその時聞いたのが初めてでした。

急激に鼻から息を吸い込むことでおきてしまう発作性呼吸だそうですよ。

初めて聞いたら衝撃を受けて心配しちゃうと思いますが、大丈夫。通常はしばらくしたら落ち着きます。

キーちゃんは、今までお鼻が詰まりに詰まっていたので、急に酸素がスーカスーカ通ってお鼻や気道がびっくりして逆くしゃみを起こしているそうですが、そのうち収まっていきますよって言われました。

(実際、2週間程で出なくなりましたね。でも出るたびにちょっとびっくりしました。)

 

そして、退院まで1週間くらいと言われていましたが、なんと「ここにいるとご飯を食べないので、明日退院!」って言われました。

わー!まさかの嬉しい展開。

キーちゃんはまだこの時、術後の呼吸を助けるため、気管を切開して小さなL字型の管を入れていました。入れているっていうか、L字型の角を引っ掛けてあるだけって感じです。よく通販の家具に付いて来るL字型のレンチのミニミニ版みたいなイメージ。

これを今日抜管してくださるんですって。無麻酔で出来るっておっしゃっていたけど、どうやって縫えるのかはわかりません。鎮静だけなのかしら?

 

ま、そんなこんなで、嬉しい嬉しいキーちゃんの退院が金曜にに決まりました。

 

そして金曜。朝にはお迎えに上がる。

退院前にいろいろな話を伺う。

ポリープは全て根から引き抜いていて、全て取れている。今朝も確認済み。

2年かけて成長したと思えば、再発するとしても2年は稼げるかもしれない。そんな嬉しいお言葉も。

ただ、この病気はあまりにも症例が少ないことと、おまけにキーちゃんのような重症例がないため、エビデンスはない。予後については不測。

自宅でネブライザー治療をしてください、とのことでした。

どうしてネブライザーがいいのかは、ネブライザーの回に書きますね。

ネブライザーについては手術前から言われていたので、すでにネブライザー室となる衣装ケースを用意してあります(もちろんハナタケ博士はネブライザーのことも調べてはありましたが、まさか自分がすることになるとは)。

ネブライザーはS専門医のところからとりあえず2週間だったかな、レンタルさせていただくことになっていました。

その間に、Y主治医の病院でもネブライザー治療を導入することに手はずが整っていて、Y主治医の準備ができたら、そちらでレンタルすることになっていたのです。

Y主治医は、S専門医と連携する中で、ネブライザーがもたらす鼻炎への絶大な効果に意義を見出され、キーちゃんの為だけでなく、お鼻の病気の猫さんのために導入されることに決められたのです。

ビバ柔軟なY主治医❗

キーちゃんは我が市にネブライザー治療を導入させた猫であります、えっへん。

 

退院時間までの間にネブライザーを実際にキーちゃん相手に使ってみたり、気管切開の後の抜糸までの手当の方法なども伝授されました。

まだかすかに片方の鼻が「プスー」っていうのは、血餅という血の塊がついているからで、ネブライザーしているうちに取れていきますよってご説明でした。

 

今回は帰るだけなのと、誰も仕事が休めなかったのでタクシーです。

先生や看護師さんたちに「お世話になりました。二度と会いたくないです(笑)」とおかしなお礼を述べながら(無論、二度とお世話にならずにすみますようにという意味ですよ)、先生方も「二度と会いたくないね〜」といいながら見送ってくださいました。

親切なタクシーの運転手さんと話しながらの帰り道(結構な料金になりますから、とっても親切です)。

キーちゃんは、それはそれはうっとりと、親方がキャリーにつっこんだ手をずっと掴み、枕にしながら、うっとりうっとりキャリー越しに親方の顔をみつめたり、休憩したりしていました。

運転手さんも「帰るのが分かってるんだねー」って。

分かってますよ〜。

そして我が家の二駅手前くらいから、「もうおうちが近いですね」ってソワソワ起き出して、運転手さんに「うちが近いのが分かるんだねー」って感心されました。

親方の金銭感覚はアホになっていますので、「タクシー代3万行かなかった、安ぅ」って思いましたよ(笑)

何せポリープのすっからかんになったキーちゃんが一緒に帰ってきているのです。

お財布すっからかんになってもかまんかまん、かまんよ~。

空は晴れ渡り、世界は薔薇色。

 

こうしてキーちゃんは、やせっぽちのおちびの体になりながらも、無事にご帰還召されたのでした。

ありがと〜、ありがと〜(みなさまからの祝福へのお礼です)。

 

ネブライザー導入する日が来るとはね↓ 

loveofcats.hatenablog.com

 

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