Love of Cats 猫たちからのギフト

猫の難病、闘病、健康、フード、自然のサプリなどのアニマルケア、時々お馬&磯の魚たち

緊急レーザー

我が家の駅から数駅離れた駅に、ちょっとした有名獣医さんがいます。

夜間診療もされていて、テレビにも取り上げられたりする病院で、ネットでの獣医相談みたいなのでも答えている院長のいる病院です。

以前だったら、数駅離れた病院に行くことすら考え難かったかもしれませんが、は〜るばるセンターまで行った親方&キー坊です。電車に乗るくらいどってことない。タクシーだって行ける距離。

経験が人を成長させるわ。

そのネット相談では、愛猫の喉にできてしまったポリープの相談に答えていらっしゃいました(哀しいかな、その方の猫さんも良性なだけに、飼い主さんの無念は果てしなかったです。できた場所が悪いだけで、他はどこも悪くないのに、と)。

で、そのカリスマ病院なら、センターの結果を持っていけば、何かしらしてくださるかもと思いました。

手術をするとしたら近い病院の方がいいので、その病院でなら手術をしようと思い、事情を説明し予約も取りました。

 

この頃、ポリープの成長はさらに速度を上げてきていて、センターの結果を聞きに行ってから1週間もしないうちに、キーちゃんのお鼻から、前より大きなポリープが飛び出してきました。

ポリープを鼻から出している猫なんて見たことないでしょ・・・。

 

ある日、キーちゃんはご飯を食べようとしては、少しえずくようになりました。

そんなキーちゃんを置いて出かけないといけないのは、本当に身を切られるような思い。

 

キーちゃんは、親方の帰宅時には、いつも玄関の爪研ぎまでやってきてお迎えしてくれるのですが、そんな風に具合が悪くなってきても、律儀に玄関でお迎えしてくれていました。

そして。

予約をとったサードオピニオンの診察が翌日に迫っていた晩、帰宅した親方を玄関でお迎えしたキーちゃんは、鼻からポリープを出しながら、ずっとえずいているんです。

置いて行ったご飯は食べてありません。

すがる思いでサードオピニオンの夜間診療に電話。とても丁寧な先生が、宿直は一般的な診療しか対応できないことを説明してくださる。

もう一刻も待てない。

主治医に電話。出ない。窓から見ると明かりはついている。

主治医の病院に走って行く。まだドアは開いていたけど、診察は終了しましたとのこと。

知ってます❗

看護師さんに「これから入院の子の治療なので、緊急事態じゃない限りできない」と断られる。

「鼻からポリープ出してえずいているのは緊急事態じゃないんですか!」と詰め寄る親方に、後ろで話が聞こえた先生が出てきてくださって「それ聞いちゃったらダメって言えないから、とにかく早く連れてきて」って言ってくださいました。

みなさんを残業させてしまって本当に申し訳ないのですが、もう大感謝。

 

そして、最近導入されたレーザーの新機種(先生はレーザーの専門家でもある)で、ポリープを根から焼いてしまおうってことになりました。

キーちゃんは、鼻麻酔をされただけで手足を先生方に抑えられ、とにかく飛び出ているポリープを焼かれました。

目の前で処置されているんです。肉の焦げる臭いとかするし、見ていられないくらいシンドイ。でもどうしようもない事態。ごめんね・・・涙・・・・

そして、先生は「これ以上はこのまま続けるのは虐待になるから」と、翌日時間を作って、麻酔をかけてレーザーで焼いてくださることになりました。

とりあえず後鼻腔に少しでも隙間があれば、前の鼻の空間さえ開けば呼吸ができるようになるからです。

根がどこにあるかわからないから、全体を焼くことになりました。

もうサードオピニオンに診察に行ってる場合ではなくなりました。

 

この後、キーちゃんと親方史上最も辛い一ヶ月が続くのですけど、その後に奇跡の大復活も待っているのでネ、先に予告しておきます、でないと心臓に悪すぎますでしょ。

 

えずく数日前。お見舞いにいただいた猫グッズで遊ぶキーちゃん。本当にこの子は強いのです。

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おい、お前誰だよ

 

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えいえい