猫さんの爪は切るものでなく、切らせていただくものですよね(笑)
子猫の爪は細く鋭いので、キーちゃんが小さい時は、親方の手の甲には常にカミソリで切ったような傷が出来てました。すさまじい程に。電車でつり革を持つのが憚られる程に。
なので、寝ている間にそーっと先端だけ切らせていただいたり(といっても、一度に2,3本が限度)・・・
病院行くことがあれば、爪も切ってくださいってお願いしてました。
でも病院ほど深く爪切っちゃうと、しばらく大好きな爪どぎポールによじ登れないんよね〜。
それが気の毒なので、爪ごとき、もう切らせていただかなくなりましたとも。
自然のままに!うちは猫ファーストの会!
キーちゃんの手足は細長かったけど、ネオの手足は太く短く、手の平もおっきい。爪もぶっとい。取れる爪のさやの大きいことったら。
キーちゃんが平気だった布カバーでも爪が引っかかるので、キーちゃんの運動会の防音対策で購入した冬の絨毯もやめました。留守中に爪がからまったら怖いもん。
二人の爪サイズ比較。
ネオの方が身の丈はおチビなんですが、この太さ(笑)
ところで、猫さんも巻き爪になるって知ってました? いやいや、もともと巻いているしっ…て話は置いといて。
高齢の猫さんは爪が伸びますし、若くても体質で巻き爪になってしまう猫さんもいます。
巻き爪になるとプニプニ肉球が傷ついてしまいます。肉球に刺さってしまうとおーごとになります。病院に行くしか無くなります。それは切らせていただかないわけには参りません。
実は、ネオも一度そうなりかけたんです。
おそらく、病院に最初に行った時に切ってもらった際、爪の長さが不揃いになり、爪を研いでも研げない爪が出たらしく、左2本、右1本の爪のさやが外れなくなったのです。
他の爪はみんなちゃんとサイクルで外れているのに、その残された爪が日に日に肥大化していきました、オーマイガーです。心臓凍りそうです(オーゲサ)。
毎日爪切りを試みましたが、と言ってもうちに来たての頃なのでとにかく怖がりなもんで、安全地帯の爪とぎベッドに横たわってる時とかに、撫でながらこっそり爪の先だけでも、と狙うはものの、ハサミに気づいた瞬間に逃げるか体勢を変えるかで、つまり、とてもじゃないけど無理。
そのうち外れるよって本人が言うけど、どんどん肉球を圧迫・・・
それがいつのまにか、ありがたいことに、1本また1本となんとか無事に外れて行ったのですが、最後の1本だけがどうしても外れない。肉球に食い込みつつある巨大な爪・・・
ついに主治医にメールで相談。
捕まえられない猫さんのためには、一服盛る(抗ヒスタミン剤で眠くならせる)という荒技もなくはないと。肉球が傷つく前に来てくださいと言われましたけども・・・一服盛るつもりはございませんで、んーどうしたものかーと、その夜帰宅したら・・・
薄暗がりの廊下に、何やら怪しく光るプラスチック片みたいなもの・・・
ややっ、これはもしや!
急いで明かりをつけると、おぉ、ものすごい大きさのさやが散乱しているではありませんか!
トイレダッシュでついに外れた模様です! 歓喜の祝杯です! シャンパン開けます!
本人はケロってして「だから言ったでしょ」って涼しい顔してましたけども…。
その巨大な爪、猫飼いお仲間に見せてまわったら、一同おっきすぎてびっくりしてくれました(笑)
その後は自然のサイクルに戻ったので、巻き爪になることはありません。体質でなくてしみじみよかったです。
だって、うちのネオさん、キャリーに入れられないんですもの。捕まえられないんですもの〜(涙)
肥大化した爪はこちら↓