フードの話、続きです。
その前に、前記事の補足として、分量のことですが、いちいち計りはしないけど、一度「このカリカリはこの位が何g」っていうのを計っておくと、目分量であげられるので、その位はします(笑)
さて、キーちゃんも、一番最初はスーパーで売っているカリカリをあげていました。香料も着色料も入っている魅惑のカリカリさんです。
でも、ある日、シスのチョッちゃんが結石になりました。
チョッちゃんはカリカリメインの男子で、しかもスーパーのカリカリでした。で、お医者さんに「間違いなくカリカリのせい」と言われたそうです(マグネシウムも普通に入っているカリカリでしたし)。
それを聞いて、親方もフード探しを始めました。
もともとキーちゃんはカリカリメインではないのですが、体にいいカリカリを探すべく…。
当時でさえ色々なプレミアムフードがありましたが、今はさらに日本で買える海外のメーカー(ブランド?)のフードが増えていますね。
探し出したらキリがないというか、頭パンクというか、一体どれを選べばいいの?って、わーってなります(親方だけ?)。
さまよえるフード難民・・・
フードを選ぶときは、まず原料表を見ます。一番多いものから書かれています。
何がメイン?
サーモン?タラ?チキン?ダック?ラム?トナカイ?ラビット?色々です。
うちの子はお魚ちゃんが好きなので、必ずお魚ものはあげます。
食べ飽きを防ぐため、一度に数種類はあげるようにしていますが、お魚系は欠かさないようにしています。
うちは多頭ではないのでフードの減りは遅いので、そんなに一度にあれこれ開けたらフードが劣化してしまうんで、小分けにして冷凍保存しちゃいます。
冷凍保存は自然解凍時に結露するからよくないとかきいたことありますけど、結露するのは袋の外側ですし、フードの劣化の方が嫌なので、気にしません。
一応、プレミアムフードなどと言われる保存料の入っていないフードは、開封後1ヶ月を目安に、と言われますし、そのまま常温で開けたり閉めたりしていると、確実に酸化はしますので、大袋のまま保存はせず、さっさか冷凍しちゃっています。
真空の容器を使っていらっしゃる方もいますね、親方も憧れてますけど、憧れ止まりになってます(笑)
ちなみに、原料のところで、「〇〇ミール」とか「〇〇粉」とあるものは、くちばしやら爪やら何やら、人間が食べることのできないところ=副産物が混ざっているそうなので、親方はそこも見ます。
でも、「副産物不使用」とか「ヒューマングレード」と書いているメーカーさんのだったら、そこまでは気にしませんが、できれば避けてます(少なくともメインに使っているのは避けるようにしています)。
原料表では、書かれている原材料の順番も見ます。
タンパク質が大事な猫さんなので、親方は、一番最初に穀類が来ているフードは選びません。でも、腎臓の弱い子とか、高齢の子の場合は、穀類が一番最初でもいいと思います。
タンパク質が多ければ多い程良い、という考え方もあって、食育の勉強をされている方に、タンパク質50%の「イノーバエボ」を勧められ、キーちゃん闘病中に使った時期もありましたが、運動量の多い猫さんならともかく、タンパク質が多すぎると内臓に負担をかけることもあるので、エボは多すぎるので途中でやめました。
寝るの大好きで運動量の少なーいネオには、タンパク質の多すぎるフードは使っていません。
キーちゃんの時は、タンパク質35〜40%に近いものを目安に選びましたが、ネオの場合はそこまで高くなくてもいいです。
「ブルーバッファロー」の猫さんフードは、室内猫用にあえてタンパク質を30%位にしているとのことでした。
それから、穀類。これも意見の分かれるところと思います。
穀類は必要ないと考えていらっしゃる方もいますし、穀類含有していないフードを良質としているサイトもあります。
実際、猫さんの腸は穀類消化に適していないのです。
ただ穀類不使用フードは、カロリーも高いフードが多いので、カロリーもチェックチェック。室内猫は運動不足になりやすいですし。
アレルギーのない猫さんであれば、穀類は、フードのメインになってさえいなければ、そこまで悪者にしなくてもありかな、という感じもします。腹持ちとか食物繊維とかの意味でも。猫さんのお腹にあってさえいれば。
うちはネオがアレルギー持ちらしき面もあり、それ以上にお腹に合うフードが本当になかったので、あれこれ試しました。
コーンがダメなのかとか、よくわからないし〜。やってみるしかないし〜。そんな時は1種類で試さないと何が合わないかはわかりませんので、食べ飽きとの戦い(笑)
あとは結石のもとになるミネラルバランスも見ます。
マグネシウムはやはり多くない方がいいのですが、カルシウムとのバランスがあっていれば、うまく排泄もされますし・・・
でも膀胱炎経験者で、かつ男の子なので、マグネシウムの高いフードは避けてしまいます。
リンが多すぎるフードも気になります(内臓に負担がかかる)。
こういうのを細かく見て行ったらきりがありませんが、ま、親方の主義としては、そのフードばかりを恒常的にあげなければ、多少のことは気にしない、です。
あんまり気にしすぎると、その気持ちの方こそが病を招きそうなんで(笑)
例えば、ロイヤルカナンの酸化防止剤としても使われているBHAや、BHT、エトキシンなどの「合成型」酸化防止剤は、発がん物質とされていますので、それらが使用されているフードは基本は選びませんが、ずっとそればかり恒常的にあげていなければ、たまのことなら気にしない、です。
キーちゃんも膀胱炎になった時、ロイカナのオルファクトリーPHコントロールをサンプルでいただいたところ、まぁえらく美味しいらしいんですよ。
で、膀胱炎予防も兼ねて、たまには混ぜてました。
でも、酸化防止剤は天然ビタミンEとか、ローズマリー抽出物などの「天然」か、ミックストコフェロールの「天然型」といった自然由来のものが望ましいので、そこもチェックしています。
はい、つづきます。