Love of Cats 猫たちからのギフト

猫の難病、闘病、健康、フード、自然のサプリなどのアニマルケア、時々お馬&磯の魚たち

ご帰還 〜 去勢はハッピー

去勢や避妊手術って、どんなに皆がこなしてきている手術だと分かっていても、全身麻酔を使う以上、危険が伴うことに変わりはなく、醒めてますよ〜ってお医者さんの声を聴くまでは気が気でありませんよね。

手術が終わるのを待つ間の気持ちって、もう何をしてても上の空っていうか、心ここに在らずです。

親方も心ここに在らずのまま、キーちゃんがいない間に掃除機も派手にかけまくり、あちこちひっくり返し、洗ったり、まあそんな風にして過ごしていましたが、いつも居た存在がほんの一日(朝から夕方)居ないだけでも、なんとぽっかりと家の中が寂しいこと・・・涙で視界が滲むほどでしたよ。

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僕の存在感ってすごくおっきいからね

さて、夕方になったので、お迎えです。ここまでで電話がなかったってことは、無事に済んでいるはず・・・ドキドキ。

そして看護師さんからの待望の一言、「もう醒めて、待ってますよ〜」。

大波のように押し寄せる安堵感と幸福感、ドッパァーン!!(親方マンガなら大波で表現)

引き取る前に診察室に呼ばれ、先生から説明を受ける。

「うちの手術は、もうその場で野良に放しちゃっても大丈夫だから」。

「・・・・」

はいはぁい? 先生はキーちゃんを野良に戻すと思っているのか? 一体今まで何を聞いていらしたのか??? 

しかし気を取り直して、キーちゃんはうちの子で野良になんか戻さない旨を伝え、感謝を述べてその場を辞する。

ちなみに看護師さんやトリマーさんは皆親切で、優しい方ばかりです。その優しい看護師さんに連れられて、キーちゃんキャリーが登場。

「キーちゃん〜」

「ガァ」

「・・・キーちゃん、偉かったね〜、お家帰ろうね〜」

「ガァー、ガァー」

キーちゃんは、病院で鳴き叫び続けて、声が枯れていました(笑)

よぉ頑張った、よ〜ぉ頑張った。

 

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数日はハスキーボイスだったよ、もんたよしのりだなんて、親方ふるすぎるよ

 

さて、ようやく待望の我が家にご帰還召されたキー様は、キャリーからおそるおそる脱出すると、まずは自分のお気に入りの場所&窓を順に点検。

そうそう、留守中に異変が起きてないかパトロールしないとね。いつの間にか、頼もしい我が家の近衛隊長となっていなさった(感涙)

その後は病院ショックが尾を引いて、出窓のカーテンの陰に隠れてお過ごし。数日はまた病院に連れて行かれないように、すぐこもってましたね。

しばらくは痛いし、仕方ありませぬ。心からの労いと感謝を♪

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出窓はお気に入りさ

 

ちなみに、シーザーによると、去勢(避妊)に行くときは、飼い主さんが「とってもハッピーなこと」という気持ちを持って行くことが大事だそうです。

去勢に関わらず病院に行くときは、飼い主さんの緊張や不安は、即猫さんやワンちゃんに伝わるので、できるだけニンゲンがリラックスしていることが大事で、「病院に行くことはハッピーなこと」「お互いのためになること」という、プラスでポジティブなエネルギーを伝えると、相棒たちが安心するのですが・・・

そうは言ったって、ニンゲンが緊張も不安も心配もしないなんて無理(涙)

だって愛しすぎているんですもの〜❗

でも爺は、去勢はハッピーなことという気持ちは送りました。とはいえ、麻酔の不安は拭えなかったけれど・・・それじゃダメじゃん春風亭昇太風に)。

 

そう、去勢や避妊はハッピーなことです。

爺が個人的に相談されることの中に、去勢や避妊のことがあります。

迷っている方たちからは「かわいそうで」と言われることが多いですが、子孫を残すつもりがないならば、去勢・避妊はオススメしております。

①病気のリスクが減って、長く一緒に暮らせる確率が高まる

②スプレーや恋鳴きによる、ニンゲンと猫さんの両方のストレスがなくなる

(猫さんサイドのストレスとは、相手がいないのに発情した時のストレスや、その間続く肉体的精神的疲労のことです)

③お外を出入りしている場合はさすがに不妊手術をされているとは思いますが、万一脱走してしまったり、予定外にお外に行ってしまった場合の不幸な妊娠がなくなる(男の子の場合は、相手を妊娠させてしまう恐れがなくなる)

などの理由からです。

 

「かわいそう」と迷っていた方でも、スプレー(昔でいうにおいづけ)を体験したり、完全室内で女子猫さんが季節を迎えてしまった時の凄まじさを体験してから「やっぱり手術することにしました」って方もいますが、できれば、理想は最初の季節を迎えないうちに手術するのが良いと言われますね。

ひとたび季節を迎えちゃうと、手術後も尿でスプレーする男子もいます。ま、その時はその時ですわ(笑)

 

ニンゲンにとっても、猫さん犬さんにとっても、避けられる無用なストレスは避けながら、できるだけ健康で平穏な日々が長く続き、そして寿命(長短に関わらず、持って生まれた寿命)を全うできますように!!

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こんな幸せが一日でも長く続きますように