前回の続き、今度はロビンくんのご登場です。
マリンさんは、Sさんちを「自分たちが選んだ」って言っていました。
まだ小さな二人は、まるでSさんちで待ち合わせしたみたいに見えました。
ロビンくんは綺麗な瞳のハンサムボーイです。
マリンさんでなくても惚れちゃいますね。
ロビンくんいわく、マリンさんとは「セット」だそうです。
「二人はセット。きょうだいだったと思うくらいセットなんだよ。」
ロビンくんからは、おっとりとした穏やかなエネルギーが伝わって来ました。
自分の方が先に逝かない方がいいと思って頑張ったそうです。
「自分の死後、悲しませたのは知っている」って、見た目に似合わず(って失礼かしら)、重厚な声で教えてくれました。
猫アレルギーを発症されたご主人のことも見てこられたからでしょうか、こうも言っていました。
「苦労をかけたのは知ってる。
それでも受け入れてくれてありがとう。
僕たちは優しい夫婦に引き取られて幸せでした。」
あ、それと、ロビンくんは正義の味方なんだそうです。
かっこいいですね。
マリンさんのこと、触らせなかったのなんでだろう?って聞いてみたら、
「なんでかな? マリンに聞けば」って。
ちょっと笑ってたので親方も笑っちゃいました。おっしゃる通りじゃわ。
「マリンは、怖かったわけでもいやだったわけでもない、それがマリンという猫。
この人たちはそれを受け入れてくれた。」
ロビンくんが好きだったことを聞いてみると、
「(お二人が)家に揃っている時が好きだった。」
そしてもちろん、そこにはマリンさんもロビンくんもいる訳です。
家族全員がおうちに揃っている時が好きだったんですって。
ご主人が、例えば床(?絨毯?畳?)に座って足を曲げているところが見えました。
そこに乗るわけではないけど、そういう姿を見てるロビンくん。
Sさんは立っていてこちらを見ています。
マリンさんは少し遠くにいるんですが、4人が揃っている、そんなシーンも送ってくれました。
「僕らは四人一緒ですごくバランスが取れてた。」
ほぅほぅ。
ロビンくんもSさん宅でのにゃん生に満足していて、特にあれこれ何かをいうことがない様子でしたが、Sさんご夫婦へのメッセージとして、
「僕らを立派な猫に育ててくれてありがとう」って言っていました。
「綺麗とか可愛いとか思ってくれる想いは通じてるし、僕らはその想いに包まれている。
見守ってる。
また会うことがあったら宜しくお願いします。」
Sさんいわく、マリンさんはとても頭がよく、ロビンくんは確実にコントロールされてたそうです(笑)。いいコンビ。
Sさんより。
本当にほっと安心します。
マリンは、ずっと私たちを観察しているようでしたから。
ロビンは、人柄じゃなく猫柄のいい子です。
でも、不思議な子でした。それも何のメッセージかなとは思っていることがあります。
いつか、お話しします。
私たちは、あの子たちの幸せに関われて、とてもうれしい。
足りないことも一杯あっただろうに、全て受け入れてくれて、私たちの方こそ、感謝です。
あちらで、マリンがロビンに会えた!と聞いただけで、安心です。
ありがとうございました。
不思議なお話、楽しみにしています。
19~20年という長きに亘り生活を共にされた、バランスのとれた4人のご家族の、愛情が目一杯詰まった物語に触れさせていただけて、こちらこそありがとうございました。
最後に、ロビンくんからご主人様にメッセージを頂きました。
「男は男同士。」
Sさん、何のことかわかりますか?
それにしても彼らってなんて愛情とウィットに富み、思いやり深い生き物でしょう!