「アニマルコミュニケーションを受けたら真逆のことを言われちゃった」って、実は意外と耳にします。
聞いた人間さん、混乱されちゃいますよね。
ということで、今日はそんな時にどう考えたらいいのかの、一つのご参考にしていただければっテナ内容です。
これらの記事のシリーズ?です⇩
真逆のことっていうのは、例えば、Aさんには「この子は天国に行って楽しくやってます」って言われたけど、Bさんには「あなたが悲しみすぎているので、心配でまだおうちにいます」って言われたり、
例えば、お外に出てしまった猫さんが、Aさんには「帰りたがっている」と言われたけど、Bさんには「お外が楽しくて帰って来たくない」と言われたり、Aさんには「迷子」と言われたけど、Bさんには「家出」と言われたり、
例えば、お外猫さんが「おうちに入りたがっている」と言われたから保護したのに、「お外に出たがってる」と言われたり・・・
とまあそんな感じのことです。
前にも書いたように、飼い主さんの希望の想いにコミュニケーターが引っ張られることはあります。
和子さんも言っていましたが、もしコミュニケーターさんが「迷子を見つけてあげたい」って思ったら、それはもう中立ではないと・・・ま、そういう気持ちが影響してしまう場合も中にはあるでしょう。
特に生きている猫さんを相手にする時は、飼い主さんの影響がすごく大きいって和子さんおっしゃっていました。
猫ちゃん自身も飼い主さんの想いに影響されながら生きているので、仕方ないですね。
迷子ちゃんが生きているか、亡くなっているかの真逆については「なぜ迷子が難しいか」の回でもお伝えしているのでここでは省略です。
天国に行ってますなのか、おうちにいますなのかについては、個々に事情や背景がありそうなんで今回は取り上げませんけど、例えば「帰る」「帰らない」が真逆の答えになっちゃった可能性の一つにはこんなことも考えられます。
例えばだらけで申し訳ないですけど、例えば新宿や渋谷あたりでうろうろ遊んでいる家出少年が、信頼している大人に説得されたとしましょう。
親も心配している、早く帰って来てもらいたがっているってきいたら、ふと情にほだされて、「じゃあ3日したら帰る」って言ったとしましょう。
その時は本気で帰ろうと思ったんですよ、少年は。
でもやっぱりお仲間と遊んでたりしたら、やっぱりお外が楽しいなって思って、帰るのやめちゃったんですね。
その時友達が「お前帰らねーの?」って聞いたら、「帰らねー」って言ったとしても、どっちも少年の本心です。
猫だって気持ちは変わりますし、話を聞かれた相手がどんな方かによっても心の開き方が違うことはありますし、そしてなんといっても一緒に暮らす人間に気を遣う答えを言っちゃうこともあるんですよね。
「おうちに入りたいと言っている」と言われた猫さん、「実はお外に居たかった」と言われたとしたら。
もしかしたら、その子にとっての「おうちに入りたい」が、「おうちでずっと暮らす」とイコールではなかったかもしれません。
おうちにも入ってみたいけど、遊んだら寝るのは外がいいと思ってたかもしれません。
好きな時に外に出られると思っていて、そんなつもりで「おうち入ってもいいよ」って言ったかもしれません。
まさか閉じ込められると思ってなかったかもしれません。
あるいは、おうちに入りたいと思ったけど、入ってみたら慣れなくて、やっぱりお外が良かったって思い直した可能性もあります。
心理相談でも、限られた時間の中の面接で語られることは一部な訳で、来談者が語っている言葉の背景を面接者はすべて把握している訳ではないので、来談者の語っている思いと、面接者の受け取れる気持ちが完全な完全の完全に一致ってことはないですよね。
どう考えても。
面接者は来談者の口を通してしか、その人の対人関係や日常生活は知らない訳ですし。
それに来談者は略して話していることもあるでしょう。そうするとその略された部分は面接者には伝わりません。
もちろん透視みたいに全部見えちゃう能力のある方であれば、そこも含めて読み取れることもありますし、相手の感情が分かる能力がある人が聞けば、裏の気持ちまで読み取れることもありますが、限られた短い時間で全部が分かるってことはないです。
限られた時間の中では、聞き取れる内容、そして見える情報も限りがあります。
同様に、コミュニケーターさんは決して間違ったことを伝えていた訳ではなくても、その背景の気持ち全部を捉えきれていない可能性もあるってことですね。
その子ちゃんと暮らしている人間さんが、ある意味一番その子ちゃんを知ってもいる訳ですので、もし真逆なことを言われて「どっち、どっちどっち?」って迷っても、コミュニケーターさんに言われたことそれだけ・その言葉だけに左右されないで、疑問なことはもっと深くきいてもらうとか、その言葉の背景にあるかもしれない気持ちに思いを巡らしてみるとよいと思います。
もっと深く聞いてもらうと、もっと答えが引き出されていって、真意がわかることって結構あります。
でも最初のセッションの時は、もっと深い質問が必要ってことに気づかないままセッションを終えてしまって、終わった後で「これってどういうことなんだろう」って疑問が出てくるもんですよね。
そういう状況を予測して、フォローセッションとしての短いセッションをメニューに入れていらっしゃるコミュニケーターさんもいます。
また、言われた内容をじっくりとっくりご自身で考え噛み砕いていくうちに、あ、結局同じことを言っていたってわかられた方もいます。
一見、言われたことの表面的な言葉だけから捉えると真逆だったんですが、結局彼(わんちゃん)が伝えたいことはこのことなんだ!って、同じこと言われてたって気づかれたんです。
お見事!
愛する彼からのメッセージをきちんと受け取れたその方、素晴らしいです。愛です。
きっとこれらのことって、ACだけに言えることじゃないですね。
コミュニケーション全般に言えることなんでしょうね。
真面目親方でした。