Love of Cats 猫たちからのギフト

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炎症性鼻甲介ポリープ(猫鼻腔内間葉性過誤腫)という難病 〜なんていい女医さん!

以前も書きましたが、親方は、キーちゃんが治ったら、この獣医界にも認知されていなすぎる病気のことを、たとえばトップ画面一枚でもいいから、病態などをまとめてネットにあげるつもりでした。

キーちゃんが治らなかったので、悲しみは深く着手に遅れ、ようやく今頃ブログにしておりますが、キーちゃんが最初の手術から退院した時、お世話になった他の獣医さん(坂の上の先生と、医療センターの先生)には、診断結果とこの病気についてのご報告のお手紙を出していました。

滅多にない病気ではありますが、もし次に同じような症状の子が来たら思い当たっていただきたいと思いましたし、特にセンターは腫瘍の子が集まる病院ですので、知識として院内で共有していただきたかったんです。

 

その後、医療センターの女医さんから、猫ちゃん柄のカードで心温まるお返事が届きました。

アメリカのカードだけあってフェリックスみたい(笑)f:id:chakibineo0316:20180512070046j:plain

カードには、大変な病気治療中にご報告ありがとうございましたってことや、看病する家族への労りも記されていました。

お医者さんが「他のお医者さんで判明しました」ってご報告に、ご丁寧にメッセージお返しくださるなんて、いたくびっくり。

そもそもご反応いただく心算がなかったので、実に温かい先生だと感動しました。

 

「炎症性鼻甲介ポリープ」は、軽症であれば引き抜き手術で予後がいい良性のポリープです。

でもキーちゃんの場合は「ポリープは良性でも、病気としては悪性です」と、主治医からも専門医からも言われてしまうほど、今の所類を見ない重症度でした。

重症の場合は、現在の医療では残念ながら相当困難な道のりが予想されます。

この病気はレトロウィルスと関係もあることから、白血病キャリアでない子でもかかるかは親方はわかりませんが、もしキャリアでもなく軽症であれば、その後も生きていける病のはずです。

キャリアでなければ悪性に変異する可能性も低いでしょうし。

 

難病の治療法が確立されていくのって、先人の難病の方がいてくださってこそ。

キーちゃんもミミコちゃんのおかげで助けられました。

キーちゃんが体を張って試された手術や処置や治療法が、いつか少しでも未来の子のお役に立ちますように。

こんなに苦しい難病がいつの日か解明されて、治療法が確立しますように。

 

こちらの病気については、この記事をご参照ください。

loveofcats.hatenablog.com

 

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そうなってくれたら、からだ張りまくった甲斐があるってもんだ