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穏やかで毅然と 〜 続・シーザーの教え

“Carm, assertive energy”

「穏やかで毅然としたエネルギー」

シーザーが犬に接する時のニンゲンを導く時の言葉です。

アサーティヴという言葉は耳慣れない方も多いかと思いますが、親方にとっては、たまたま仕事柄、非常に身近な言葉です。

アサーティヴというのは、日本語では実はうまく訳せない言葉と言われていますが、一般的には「主張する」と訳されます。

シーザーも、飼い主に「犬に対してきちんと自分のスペースを主張しなさい」などと指導します。

でもでも何がすごいって、番組の日本語訳が素晴らしい。

よくぞこれを「毅然と」と訳されました。

「穏やかで毅然と」。

素晴らしいです。この言葉で、単なる「主張する」ではない、あのエネルギーが表現されています、見事。

「穏やかで毅然としたエネルギー」は、犬に対してだけではないと思うのです。

人間社会の中でも穏やかで毅然としたエネルギーでいることは、親方の目標でもあります(しばしば忘れて生きてますよ、はい。でも時々思い出しては身を律する言葉です)。

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シャーなんて言ったのは子供時代のほんの遊びだよ。僕は穏やかで毅然とした子なんだ。

シーザーの教えの中に、初めて会う犬には「目を見ない、話しかけない、触らない」という鉄則があります。

これ、初対面の怖がりな猫さんや、野生の動物にも言えますね。

猫好きはうっかり好き好きモード全開で、スキスキ光線発射しまくりますが、猫さんには逆効果。

怖がりの子には、そしらーぬふりで構いもせず、そっと猫さんが観察でき、猫さんから興味を持つようにするのが、遠回りのようで仲良くなる近道です。

 

偉大なるムツゴロウさんも、野生動物にはじっと動かず、背中を見せて、あちらから興味を持ってくれるようにしています。

ムツさんの場合は、話しかけますけどね。

この話しかけの効果についてはまたの機会にしますが、ムツさんにしてもシーザーにしても、なんというか完全に動物界の一員となって動物と接しているのが、実にカッコイイ!

動物って人間の感情と同じ幅の感情がありますが、人間と同じように考えるとは限りません。その「種」というか「族」としての性格や特性もありますし、何より本能もありますからね。

飼い主さんが「かわいそう」ってトレーニングできないと、ワンちゃんはその先の平穏な幸せをつかむことができない時があります。

シーザーは、不安定な飼い主さんは一旦部屋から出します。不安定なエネルギーがワンちゃんを不安定にするのです。シーザーだけになると、ワンちゃんは別人(犬)のようになります!

その後で、シーザーは飼い主さんをトレーニングします。

 

ちなみにシーザーも、エネルギーやイメージも使ってワンちゃんと対話します。

散歩しないワンちゃんを歩かせる時、飼い主さんに、頭の中でワンちゃんのお尻を押して歩かせるイメージを伝えるのだと教えていました。

シーザーが行えばすぐ歩くワンちゃん(笑)

アニマルコミュニケーションと同じですね。

イメージの力は大きくて、例えば「ソファに乗らないで!」って怒る人がいるとしましょう。

ソファに乗っちゃっている姿を想像しているから、ワンちゃんは乗っていいと思っちゃう。ソファに乗らずに床にいる姿を想像しながら「乗らないで」と伝えるのが大事っていいますね。

「危ないからベランダに出ないでね」っていう時も、窓のところで止まって座ってる猫さんをイメージしてお願いすることが大事です。

エネルギーとか想念の世界ってスゴイ!!

ムツさんも、馬は「気」で歩かせるって言ってました。

 

穏やかで毅然としているお方がここにも♡

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