フードのお悩みは、親方が個人的に相談されることが多い案件の一つであります。
昔々の猫飼いさんは、ご飯におかかをまぶすねこまんまをあげたり、食卓横に鎮座する猫さんに、アジの干物とか唐揚げとかちくわとか塩鮭の皮とかハムとか、ニンゲンのご飯ををおすそ分けしたりしていましたよね。
親方のうちもそうでした。「塩分はダメなんだって」とか「イカは腰抜かすって」とか「玉ねぎとかネギってダメなんだって」「えー、ハンバーグあげちゃったね」って程度で、のほほんというか、まぁお気楽でのんびりとした感じでした。
お外に出入りする猫は、大体はお外でトイレも済ませちゃうので、その子が膀胱炎でチッコを出す時に痛がっているかどうかとか、一日何回チッコが出ているかとか、軟便が続いているか、なんてことも知らずに過ごして来た時代ですよね(「よね」って…巻き込むなってね)。
のんきな時代とも言えますし、それもある意味自然の姿(?)だったりするのかなとも思ったり。
ネットもないし、情報なんて、同級生の猫飼いのお友達と交換する程度。
寿命だって、猫さんは10歳生きたら長生きの時代だったんですよ、親方の子供時代は。お若い衆はご存じないでしょうが。
それが、今の平均寿命がこちら(海外サイトから借りられた獣医さんからの引用です)。
猫さんも平均寿命15歳以上のところにいらっしゃいますね。
2014年の猫さんの平均寿命は15歳だそうです(動物病院を訪れた猫さんの平均です。お外の過酷な子たちは、未だに4~5年と言われています・涙)。
何と言っても医療の向上や良質なフード、また猫さんの場合は室内飼いも増えていることにより、事故などの不慮の死も減って、寿命が格段に延びたと思われます。
キーちゃんがおうちにやって来てくれた時、キーちゃんが健やかに長生きしてくれるよう、親方は昭和の猫飼いを卒業すべく、いくつかアニマル関連のお勉強をしました。
別にその資格を活かしてどうのこうのというのではなく、ただキーちゃんのために旧い知識を刷新したかったのです。
平成の猫飼いは、とにかく困ったら「ネット」で検索できるので、便利便利。ネット情報が正しいとは限りませんので取捨選択は必要ですが、でも便利ですよねー。飼いやすい世の中になったとも言えます。
でもこれだけ情報があふれていても、というか、あふれているから迷うのか?、とにかくお悩みは尽きません。
その一つがフードです!(大げさ)
フードの話は長くなるので、何回かに分けて書くことになるかと思いますが、親方はホリスティックな考え方を持っているので、ご自身の方針に合わない方もいらっしゃるかと思いますが、あくまでも親方の考えですのでご了承ください(ホリスティックケア=健康や幸福のために、広く全体的な視点からケアする考え方)。
猫さんって体が小さいので、食事による影響がすぐ出てきますよね。お薬とかもそうですけど、とにかく体が小さいので(2回言ってる)、良いものも良くないものも、影響が人間よりも早く現れて来ます。
だからこそ、日頃の食事が大切と考えます。
そして猫さんはタンパク質が必要な生き物ですので、良質なタンパク質を多く含むフードが望ましいです(あくまでもこれは健康な猫さんのことで、病気がある子は、その症状に合わせてフードを選択していくことが大切です)。タンパク質量の目安は、改めてにしましょう。
親方の家はプレムアムフードとかナチュラルフードと言われているものを選んでいますが、それじゃなきゃ健康でいられないと言うことではなく、あくまでも親方のチョイスです。
ねこまんまメインで長生きした子も、スーパーで安く売っているカリカリメインで長生きした子もいらっしゃいますので、猫さんそれぞれではありますし、経済的な事情や方針もあると思います。
ただ、親方は、小さな体の大切な我が相棒には、良質な原材料のものをあげたいと思っているだけなんです。
そして、猫さんは自分でスーパーに行ったりして買い物ができないので、ニンゲンのチョイスが全てなんです。なので、猫様のお口にしていただくものを選ぶことは、責任を伴います。
また、「自然界で、乾物だけで生きている動物はいない」という言葉は、親方がいたく共感したワードなので、フードで相談された方にはお伝えしています。ここで言う乾物はカリカリです。
親方の家は、カリカリと、ウェット・あるいはお魚ちゃんやお肉と併用です。お魚やお肉は水でチンして、スープもそのままお召し上がりいただきます。
おやつもあげますとも。自分でもおやつを食べるので。
それから、そんなに気負いません。性格がいい加減なので、きっちり量を測るとか無理。エブリミールパーフェクトを求めたりはしないのです…大雑把すぎてできないし(笑)
フードメイカーのアルモネイチャーは、「ウェットフード60%・ドライフード40%が理想」って言ってますので、なんとなくそんな感じ(笑)
あと、持って生まれた体の中の酵素の量は決まっていて、歳と共にどんどん使って減っていくので、食事から補うべく「生もの」をあげています。
うちはお刺身です。
長くなるので、フードの選び方や手作り食については、またにしまーす。